腸内にポリープが住み着いたのが40歳手前のこと。
その時、初めて経験した内視鏡検査では、麻酔が効いていて知らないうちに手術を終えた。
生体検査で「良性」と診断され、それからは1−2年ごとのエコー検査がルーティンとなった。
それからのポリープちゃんは3mm程度で成長を止めていたが、2年前、定期検診が切っ掛けで再度、内視鏡に挑戦。
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当時の恥ずかしい日記が残っていた。実況中継してやがる。イタイ大人になったもんだ
さて、クリニックに集められた8人。
如何にもご老人2人が、ほとほと苦労しながら下剤ジュースを飲んでいる。
なんだか拷問みたいで、可哀想だよ
隣の兄ちゃんは、いちいち便の色をつぶやきながら記録を書いている。
かわいこちゃんなら許せるが、ぼけなす兄ちゃんの便色には全く興味がないので、つぶやくんじゃね〜。と、言いたかったが平和主義なものだから、何も言わない。言わぬが花弁
おいらの方は、順調に下剤ジュースを含みながら、検査OKの水準にまで近づける。
さすがはベテランである。
11時30分から飲み始め、13時15分に2リットルのジュースを飲み干す頃には、腸内空洞化完成。
予定よりも早い内視鏡検査室へ進めることになった
若かりし頃、ケツの穴をかっぽじられる経験を某所でしたことが(略)
今回は問診のときに「麻酔は術後フラフラすることがあるので、する必要はない
」とドクターから断言されてしまっていたので、麻酔無し
若かりし頃のトラウマがたたって、ただでさえケツの穴が苦手なのに、麻酔なしとなると極度の緊張でベッドイン。まるで新婚初夜の嫁さんのようだ。
看護師の花子ちゃんが、おいらの菊門にワセリンを塗ってくれる。
「申し訳ないね、花子ちゃん。こんな姿で
」
いつか、別の体位での再会を約束して、花子ちゃんが去っていく。
続いてやってきた鈴木先生(男)。
当社比でっかい筋肉注射を右肩に打ち込んでから、手にしたファイバースコープ。
「入れるからね
」
「優しくしてね
」
↑、この一言が鈴木先生の気に触ったようだ。
一気に菊門からズブズブ入り込んで、クネクネとS字結腸から十二指腸あたりまで突き抜ける。
世界一痛い。殺す気か
「画面、見られますか?」
気が遠くなっていたおいらの耳に鈴木先生のささやきが聞こえる。
涙目になっていた顔を少し横に上げて、画面を見るとピンクに輝く美しいおいらの腸さん。
「これがポリープ。3mmぐらいかな。悪性じゃないし、心配ないですね
」
鈴木さん、即断即決。
ここから、ゆっくりとスコープを抜いてほっと一息と思いきや、途中でいじめっ子のようにしつこくグリグリを繰り返す。
なにしとるんじゃ、おいらのケツの中で
そんなわけで15分の地獄が終了。
花子ちゃんがやってきて、おいらの菊門を優しく吹いてくれる。
ふーふー
嘘である。
菊門は拭くものだ。
「結果は12日ね。ま、大丈夫ですよ
」
おいらの大切なおケツをいじりまくった鈴木先生に別れを告げ、18時間絶食した腸内に、優しいうどんを放り込んだ。
これが1月4日の出来事。
1月12日。
鈴木先生と涙の再会。
「先生、会いたかったです。なんだかクセになってしまいそうで
」
「はい、座って。これが、腸内ね。ポリープは3mmが1つと、2mmが1つ。2年前から成長はありません。あんたの精神年齢は30年前から成長がありませんけどね
」
「今度は1ヶ月後にやっていただけませんか?」
「次の内視鏡は2年後でいいでしょう。もう、お帰りください
」
n.p.だったからこその下品なジョーク。
健康祈願。
違いはココ! 「イタイ大人」と「かっこいい大人」の分かれ道
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