mixiユーザー(id:5087127)

2015年12月27日01:18

274 view

新譜之雑談帖(その250)―マーラー交響曲第二番『復活』ワルターピアノ四手編曲版

ナクソス・レーベルは、色々な編曲版の音盤を出すのが好きな様で。先達てもモーツァルトの後期六大交響曲の室内楽曲版を出してみたり、ベートーヴェンの交響曲をリストがピアノ・ソロに編曲したものを出してみたりしていますが、今回マーラーの交響曲第二番『復活』を、弟子のブルーノ・ワルターがピアノ連弾用に編曲したものを出すとの告知が。

記憶が正しければ、ワルター編曲による師匠マーラーの交響曲は、第一番『巨人』と第二番『復活』を2枚のCDに収めたものが発売された事があったか、と思います。が、結構良い値段がした為に、輸入盤店の店頭での入荷確認はしなかった記憶が。今回はナクソスからの発売なので、左程は高くなさそう(それでも一頃に比べると、大分単価は上がっていますが)。

ワルターは(周知の様に)最初は師匠同様、作曲家との二束の草鞋を目指した様ですが、師匠に作曲については若い事に引導を渡されて、その後は手を出す事は無かった様ですが、編曲の腕前はどうなのか。曲が『復活』と云うのも、中々興味深い所でありまして。
わたくしとしましては、第五楽章の声楽が入る迄の部分と、終曲部分をどの様にピアノで再現しようとしたか、が大いに興味のある所。

しかしわたくし、不勉強で良く知らないのですが、ワルターは師匠の『巨人』『復活』以外の交響曲の、ピアノ編曲版を拵えているのでありましょうか。マーラーの弟子の指揮者には、他に自作の音楽作品を残した指揮者としては、クレンペラーがありますが、クレンペラーは編曲版を残さなかったのか。またマーラー自身の編曲としては、シューマンの交響曲全集、ブルックナーの第三交響曲があったか、と思いますが、師匠の編曲版との共通項はあるのかないのか。
マーラーの交響曲の編曲版が他にもあるならば、一度は聴いてみたいと思うのですが、果たしてどんなものですかね。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する