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2015年12月13日23:57

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新譜之雑談帖(その245)―クリュイタンス・コレクション(56CD)

さて。ヴェニアス・レーベルの新譜は、告知が流れて来る度にきもを潰さない事はない(少し大袈裟)のでありますが。企画を立てる側に、或いはクリュイタンスの演奏に強い思い入れがある人でもいるのか。今度はクリュイタンスのオペラ録音を集めたクリュイタンス・コレクションの3が発売される運びになりました。なんてこったい(驚愕)。

只、クリュイタンスのオペラ録音は良いけれど、それ程録音の数は残っていないのではあるまいか。或いはモノラル時代に、旧EMIに残した録音迄持ってくるのか。そうすれば確かに枚数はそれなりになるだろう、と思ったのでありますが。わたくし、ヴェニアスを甘く見て居りました(反省)。

驚いた事に、バイロイト音楽祭に登場した際の実況録音迄、今回のセットでは収録しているではありませんか。わたくし、所謂紙の上での知識では、クリュイタンスが仏蘭西人(正確に言うと少し違うのですが、まあ良い事にして)として初めてバイロイト音楽祭に登場した事は知って居りましたが、その録音が残っている事迄は(余りワーグナーの楽劇には、強い興味を抱いていないー其処まで手を出すと、身の破滅に繋がりかねないと云う自覚があるのでーもので、どの位の録音が残されていたか迄は、知らなかったですね)知りませんでした。

どうした加減か、『ニュルンベルグのマイスタージンガー』は3種もバイロイトの録音が残されているそうでして。ううむ、それなりに好評だったんですかねえ。その他にもバイロイトで指揮をした、『ローエングリン』と『タンホイザー』、スカラ座での『パルシファル』、ウィーンでの『トリスタンとイゾルデ』が。おお、なんてこったい(再び驚愕)。

これでヴェニアスから発売された、クリュイタンスの録音集成を3つとも買えば(流石に手を出す勇気はありませんが)、クリュイタンスの全録音はほぼ揃って仕舞うのでは、と思うのですが、まだ世に出た事のない録音はあるのかな。しかし、壮観ですねえ……
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