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2015年12月05日16:58

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創造性と危険-柴田淳

ベスト・アルバムを出した柴田淳が話題になっていて、彼女の歌が好きな僕としても少しうれしい。
先日、埼玉のFM放送(Nack5、Hit's the Town)に出演したときのトークでは、旧友であるバカボン鬼塚を相手に39歳になった彼女の心境が素直に語られていて、特に面白かった。

彼女の詞と曲を産み出す力には素晴らしいものがあると思う。
ただ、それらを産み出す彼女の「心」は、なかなかに複雑だとも思う。
その間にあるものを「ギャップ」という言葉で片付けることは簡単だけれど、それでは肝心なことは捉えられない。

彼女が愛するタイプの異性は、彼女を幸せにするタイプの異性ではないかも知れない。
彼女が幸せになって欲しいと思うタイプの男性を幸せにする能力は、彼女には欠けているかも知れない。というよりも、彼女には、身近にいる異性を意図せずして傷つけるトゲのようなものがあるような気もする。
女性としての彼女には、何かそういう危険な部分があるような気がする。
そして、彼女は孤独になる。孤独が、彼女に詞と曲を創る力を与える。

盲目な(精神的に)若い男性であれば、そういう女性に惹かれることもあるかも知れない。
ただ、生涯の伴侶を選ぼうとする異性から見ると、彼女の危険な部分に躊躇いを覚えるだろう。そして、惹かれ過ぎる前に、彼女との間の距離を拡げようとするかも知れない。

作品を産み出す彼女の力と、そうした彼女の中の危険な部分は、コインの両面のように密接に結びついている。彼女の芸術性には、平安時代に蜻蛉日記や源氏物語を産み出した女性たちが持っていた芸術性と通じるものがあるように僕には感じられる。

彼女が持つものの全てを受け入れられるのは、そうとうな包容力を持った異性だろう。

シンガーとしての彼女の魅力、ソングライターとしての彼女の魅力を味わうのには、包容力も何もいらない。むしろ、そのような能力を持たない(僕のような)人間こそ、彼女が描き出す世界に深い魅力を感じるのかも知れない。

■柴田淳コンサート(2013年06月09日)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1904204095&owner_id=2312860

■幻-源氏物語と柴田淳(2015年07月07日)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1943898173&owner_id=2312860
■柴田淳と橋本愛奈(2015年06月14日)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1943147808&owner_id=2312860

■柴田淳、「残念な女」で需要拡大 “美女なのに面白い”ギャップ萌え
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=3745209
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151204-00000356-oric-ent

■柴田淳 - JUN SHIBATA CONCERT TOUR 2013 MOON NIGHT PARTY vol.4


https://www.youtube.com/watch?v=-HYS6prkbMg

■柴田淳 - All Time Request BEST 〜しばづくし〜 トレーラー映像


https://www.youtube.com/watch?v=qHTQV3DCYBA


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