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2015年10月04日23:21

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スポーツ之雑談帖(その3)―ラグビー・ワールドカップ/日本対サモア戦

さて、南アフリカから歴史に残る金星を挙げた日本でありますが、その次のスコットランド戦は、日程的な間隔の短さも不利に働いたのか。対日本戦が初戦となるスコットランドに前半こそ善戦したものの、後半トライを立て続けに決められて結局45対10と大敗。ううむ、矢張りあれだけの歴史的激戦の後、中2日ではねえ。自覚はしていないだろうけれど、肉体的・精神的疲労があったであろう事は、まあ想像に難くない所。

で、第三戦となる対サモア戦。サモアも決して楽な相手ではないのは衆知の所。ただ、付け居る隙があるとすれば、サモアは南アフリカにコテンパンにやられているので、予選突破の為には何が何でも日本に勝たないといけない。その辺りの気持ちの上での疲労感と焦りに巧く乗ずる事が出来れば、或いは日本にもチャンスが、と事前に思っていたのでありますが。

所が驚いた事に、矢張り試合の間隔が開いて精神的・肉体的疲労がすっかり取れたのか、第一戦の対南アフリカ戦を思わせる様な、図体の大きい相手に勝つためにはこれしかない、と云った攻守。敵陣で相手の反則を誘ってはペナルティ・ゴールを着実に決めてサモアをじりじりと引き離す展開に。こんな筈では、という焦りもあってかサモア側は途中2人も選手が途中一時退場(シンビン、と云うのだそうで)、となって守備は兎も角攻撃に転じる事が難しくなると云う、事前には全くわたくしが考えもしなかった様相に。しかも終了間際には、トライ(その後のゴールも)決めて、20対0との大差が。おお、なんてこったい。

しかしラグビーと云うスポーツは、前半と後半で、試合の流れがころりと変わる事がしばしばあるスポーツでありまして。日本が変に安心して、防戦に回って、サモアが死に物狂いで攻めに掛かってきたら、この位のリードが引っ繰り返る事だってない訳ではない点差。またサモアの選手は、その位のパワーを持っていそうな選手ばかり。前半あれだけ走って守って、は良かったけれどスタミナ切れ(或いは精神的ガス欠)を起こさなければ良いけれど、と思ってみていましたが、そうしたわたくしの懸念はとりこし苦労だった様で。或いはサモアを完封か、とも思わせるほどでありましたが、結局1トライだけに押さえて26対5と完勝。予選リーグの成績を2勝1敗としました。万歳。

只、勝ち点制を採用しているので、2勝1敗で南アフリカ、スコットランドと並びながら日本は予選リーグでは第3位。目標のベスト8進出はちょっと難しい展開に。ともあれ、予選リーグ最終戦のアメリカ戦にも頑張って貰いたい所です。


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