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2015年08月26日14:30

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あきれた今年のセ・リーグ

 この一年か二年、野球評論家の広岡達朗氏の「ジャイアンツの練習は十二球団で一番生ぬるい」という趣旨の記事を何度か目にしていたので、この人がそう言うならそうなのだろうなと思っていた。一番生ぬるいかどうかは知らないが、ぼくもジャイアンツがかつてのエリート集団ではなくなったと感じていた。それを象徴したプレーは一昨年のジャイアンツと楽天が闘った日本シリーズ第二戦で見られた。
 ショートの坂本はバントフライを故意落球してダブルプレーを狙った村田の意図を読み取れずにランナーを生かしてしまった。そして痛い敗戦を喫した試合後のインタビューで、村田は「(坂本は)練習してないプレーだから勘違いしたのだろう」と言った。
 ぼくは愕然とした。そんな基本プレーは充分に身についていてもおさらい程度には準備しているものだと思っていた。できるならやらなくてもいいのだろうが、できないなら監督やコーチが練習させるのがプロなのに、ジャイアンツはそれすらもやっていないことが露呈したかたちとなった。そしてジャイアンツは日本一を逃した。
 そうした甘い体質は今も変わっていないようだ。
 今年五月四日の広島戦でのインフィールドフライをめぐるサヨナラ負けや八月十七日の中日戦での挟殺プレーでの走塁ミスは、ルールも理解していないのではないかとさえ思えるお粗末なプレーだった。三日前の亀井の走塁ミスも目を疑うような無意味な牽制死だった。監督やコーチが練習させていない証拠である。
 また原監督は、捕手から一塁にコンバートしたはずの阿部を、後がまの小林に不安があるからといって捕手に戻して一貫性のなさを示してしまったし(そのあとまた一塁に戻してさらに一貫性のなさを示した)、球団もちょっと打線が不振なだけでシーズン中にフランシスコやカステヤーノスと契約を交わして他の選手のやる気をなくさせた。
 普通、これだけのマイナス要素が一シーズンに起こったら下位を低迷するはずである。しかし驚くべきことに、ジャイアンツは現在首位争いをしている。
 そこがジャイアンツの底力なのだとか、各チームに決め手がないのだという見方もあるだろうが、ぼくにはとても低いレベルで拮抗しているだけにしか見えない。先月にはセ・リーグ全球団が勝率五割を切るという異常事態も招いた。
 交流戦の十二球団の成績が、パリーグ六球団のうちオリックス以外の五球団が上位を占めたのも実にうなずける結果なのである。

はみだし
 すごく嬉しいニュース。「孤独のグルメ Season5」が、10月2日から放送される。待ってたぜ〜。
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