『
ミニオンズ』
人気アニメーション『怪盗グル―』シリーズから生まれた愛すべきキャラクター<ミニオン>のスピンオフ映画。
短編ならいざ知らずキャラクターの区別もつきにくい彼らで大丈夫かと心配したが、そこはよく練られていた。
ミニオンたちの過去にスポットを当てて、代表としてケビン、スチュアート、ボブ3人(3体?)に絞り込んだのは正解だったと思う。
人それぞれ夢や目標があると思うが、ミニオンたちの目標は一番強い悪党に仕えることだという。
ちょっとずれている感じが彼ららしい。
史上最強と言われる様々な生き物(?)たちを次々とリスペクトしては裏切られの連続に脱力するのも頷ける。ちなみにこれらはことごとく映画の強力タイトルとしても君臨している人気役でもある。
(もちろんシリーズを見ている人には、誰がボスになるのかは承知のことだし、ちょっとしたサービスカットも用意される。)
今回、疑問だったミニオンたちの秘密が解き明かされる。
いつごろから存在していたのかとか、おそろいのオーバーオールの謎など…。
(それはそれで謎なのだが…笑)
太古から始まるが、主な舞台が60年代のロンドン・NYということでバックで流れる往年のヒット曲が実に効果的。低学年の子にはピンと来ないかもしれないが、親かそれ以上の世代には体が反応してしまうのではないだろうか。
シリーズには必須の秘密兵器もふんだんに取り入れられミニオンたちの魅力が存分に生かされていたと思う。
スピンオフ映画では上等の部類なのではないだろうか。
ちなみに3D・字幕版で鑑賞したが、吹き替えの(バナナマンはともかく、)天海祐希は気になるなぁ。
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