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2015年01月18日21:33

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点鬼簿之雑記帖(その38)―平井和正氏の訃報

「エイトマン」「幻魔大戦」の原作で知られた、SF作家の平井和正氏の訃報が伝えられました。嗚呼。

<引用開始>

エイトマン・幻魔大戦…平井和正さん死去 SF作家

平井和正さん(ひらい・かずまさ=SF作家、小説家)が17日、急性心不全で死去、76歳。葬儀は家族葬として営まれる。後日「お別れの会」を開く予定。喪主は長男新(あらた)さん。

日本のSFの草分けの一人で、テレビアニメ「エイトマン」や週刊少年マガジンの連載漫画「幻魔大戦」の原作を手がけた。小説作品としては、「幻魔大戦」シリーズ、「狼の紋章」などの「ウルフガイ」シリーズのほか、多くのジュブナイル(少年少女向け文学)で人気を集めた。「ボヘミアンガラス・ストリート」は日本で最初期のオンライン小説として話題を呼んだ。

<引用終了>

出典Web:http://www.asahi.com/articles/ASH1L5HRQH1LUCLV005.html?iref=comtop_6_06

わたくしが平井氏の名前を知ったのは、上記引用記事にも記されている、エイトマンの原作者として、でありました(尤もエイトマンも、最初は少年マガジンの連載漫画だったので、引用記事はちょっと不正確でありますが)。その後も桑田次郎氏と組んで、「エリート」「超犬リープ」の原作を担当していましたねえ。この作品は好きでした。

「幻魔大戦」では石森章太郎氏(当時)と組んでいましたが、このお話は中途半端な所で終わった様な記憶が。

高校時代、同じクラスの者がこの人の書いた「ウルフガイ」シリーズの熱烈なファンで、わたくしは初めてそこで、この人が漫画の原作以外にも小説を書いている事を知ったのでありました。暢気なものでありますね。
尤もわたくしは、当時の日本SFは余り関心が無かったので(実はSF全般に対して―幾つかの例外を除いて―今でも関心が薄いので)、その後の活躍については知る所が極めて少ないのが正直なところ。

エイトマンは良く知られている様に、色々とケチが付いて仕舞った作品でありまして(桑田次郎氏が拳銃不法所持で逮捕、漫画の連載・テレビ漫画の放映が共に急遽打ち切り。主題歌を歌った故某克美しげる氏が殺人事件を起こして仕舞った為、オリジナル主題歌は長い間お蔵入り。アニメ作品もモノクロだった事も相俟って中々再放送されず、嘗てはフィルムが現存しないと言われていたものです)。原作者の訃報に接する事となり、色々な思いが胸をよぎります。

謹んで故人の御冥福を御祈りしたいと思います。
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