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2014年12月19日01:16

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『チェイス!』

フリーパス、第2弾

チェイス!

 『きっと、うまくいく』のヒットも記憶に新しいインドの国宝級俳優アーミル・カーンを迎えて、シカゴを舞台に繰り広げられるチェイス・アクション。
インドで興行収入歴代一位と聞くと、さらに期待も膨らむ。
アーミル・カーンはとても50近いとは思えない若々しい肉体美とキレあるダンスやアクションを披露。
今どきの一流ハリウッド映画のアクション以上とは言えないまでも、インド映画としては特筆レベルじゃないだろうか。

 サーヒル(アーミル・カーン)はサーカスというよりもマジックにシルク・ドゥ・ソレイユを掛け合わせたかのようなステージを見せるシカゴで人気の一団の団長。しかし一方では銀行強盗を働く側面も持つ。
彼の動機付けは、金融業に煮え湯を飲まされた格差社会に不満を抱く人々の溜飲を下げる。だが、その義賊の様な行為も犯罪は犯罪。いかに正当な理由があっても<泥棒>は<泥棒>だ。
白昼堂々と顔をさらしての犯行は不手際にもほどがあるのじゃないかと思ったが、サーヒルには秘密があった。

 シカゴが舞台のハリウッド映画といえば、あの“日本製オモチャ”の映画を想起する人もいるかと思うが、特注バイクはそれ繋がりだよね。(笑)
ミステリーの面白さよりはアクションに比重があるように思えるが、どこかピンと来ないと思ったら、これはシリーズものの第3作目なのだ。(原題『Dhoom 3 』)
日本では前二作は紹介されてないので、少し不親切に思える。

 どうもDhoom (「騒音」とか「轟音」の意らしい )シリーズは、インド人刑事のバイク・アクションものらしい。
捜査にシカゴに来るジャイとアリの二人は、例えて言えばシャーロック・ホームズとワトソン、もしくは古畑任三郎と今泉クンといった切れ者とボケ役というコンビ。
つまりサーヒルを演じたアーミル・カーンは犯人役のゲストで、古畑任三郎で言えば『鹿賀丈史』であり、『菅原文太』なのだ。わーい(嬉しい顔)
そう思えば疑問にも合点がいく。

 この作品はもう一つ気になる点がある。
インド映画は長いことでも有名だが、日本公開はインターナショナル版の147分。
記録を作ったというインドでは172分版。なんと25分も短い…、編集にぎこちない印象を感じたのはそのせいかもしれない。(もしかしてヒロイン“アーリア”の印象が弱いのはそれもあるのか?)
どうして全長版を上映してくれないのか…。

 劇場では本編の前に長〜い予告編やCMが流れる。
<映画泥棒>のスポットは何度見たか知れない。
それらを割愛したら全長版を流せるのじゃないか?
劇場には予告やCMを見たくて行くわけじゃない。
はたしてどちらが<映画泥棒>なのか…?

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