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2014年09月07日20:24

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LMT大千秋楽の日に書き出し作業

本日は某所でKさんと「Lost Memory Theatre」の書き起こし突合せ。
公演後、二人の記憶を突き合わせて確認してゆく作業はもはや恒例。
【参照記事】
・公演終了後の私的恒例作業  2013年02月23日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1893712036&owner_id=949383
・記憶と記録 2011年01月09日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1654175261&owner_id=949383&org_id=1653970691

本当は今回やるつもりではなかった。
なにしろストーリーも特になく、夢のような世界なのだから、
それに浸っていれば良いと思っていたのだ。

しかし、思わせぶりでミステリアスな言葉、
詩的な言葉の朗読を聞くと、どうしても刺激され、
思い出すよすがに、言葉を書き留めておきたくなってしまった。
やらずにいられなくなるのは、言葉人間の性(さが)。

兵庫公演には行かないので、神奈川公演の記憶がすべて。
この一週間、舞台通りの順番にダビングしたLMT使用曲を流しつつ、
記憶を掘り起こすべく格闘した。
本当のロストメモリー状態になる前に。

「ああ、今始まったね」と、兵庫公演に思いを馳せつつ、
舞台の会話のやりとりを再現している私たちは、やはり酔狂者。
記憶と記録にとらわれる者たちだなあとつくづく思う。
それでも今回は言葉の分量が少ない分、いつもより早めにまとまって、
ほっと安堵した後、改めてあれこれ舞台感想を話し合った。

たとえばあの、M16「the unspoke」(暗黙)の曲に乗って、
耕史くんと開次さんが闇の中で対峙する息詰まるような場面。
あのガードライトひとつの明かりで、光と影の世界を作り出すために、
どれほど高い身体能力と勘の良さが必要かと思うと気が遠くなりそう。

自分の身体にひきつけることで光量を制御し、
瞬発的に照らすべきところで光を浴びせ、
さらに足元を伝うコードを巧みに避けなければならない。
並のひとでは出来ない芸当だろう。
あの光の当たり方、見え方は、相当検討を重ねたものかと思う。

断片的なストーリーの基となったモチーフは、色々考えられるが、
とりあえずアンデルセン童話の「赤い靴」や、
カポーティの短編集『夜の樹』所収の「誕生日の子どもたち」など、
またいくつか個々に書いてゆきたい。
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