とりあえず，デング熱で私が記憶していることを，まとめました。原典のパンフレットは，マレーにおいてきましたので，誤りがあるかもしれません。ご容赦を。
[媒介]
デング熱は，Aedes aegypti（ネッタイシマカ）およびAedes albopictus（ヒトスジシマカ）を媒介にして感染。熱帯の流行地では，Aedes aegypti（ネッタイシマカ）が主に媒介。日本では，Aedes aegypti（ネッタイシマカ）は生息しておらず，媒介するとしたら，Aedes albopictus（ヒトスジシマカ）。
（補記，日本名は，今回初めて知りました）
ネッタイシマカは、人工の水容器（ベランダにある植木鉢の受け皿や空き缶・ペットボトルに溜まった水、放置されたブルーシートや古タイヤに溜まった水，など）を産卵場所として好み，かつ，他の動物よりもヒトから吸血することが多い。そのため，ヒトの近くに住み着く。このため，マラリアなどは，密林などの人里離れたところに行かないと感染しないが，デング熱は，都会のほうが感染しやすい。
ネッタイシマカのウイルス媒介能力は，ヒトスジシマカよりも非常に高いとされている。これは，ネッタイシマカのウイルス増殖能力が高く，ネッタイシマカからのウイルスの検出率が高いばかりでなく，ヒトを吸血対象とする依存性が圧倒的に強いためである。他方，ヒトスジシマカは，相対的に，ウイルス増殖能力が低いばかりでなく，ヒトは主な吸血対象ではなく，ヒトよりも他の動物を吸血対象としている。
（補記：代々木公園での感染は，ヒトスジシマカにしては，感染力が強く，ネッタイシマカ並みの感染力のような気がします。ひょっとすると，Aedes aegyptiのボウフラが浮いていた水を代々木公園に流したのではないかと，疑いたくなります。ネッタイシマカが，卵から成虫になるまで27℃で１週間，22℃で，2カ月とされている。ネッタイシマカは，日本での越冬は困ですが，真夏の日本では，卵から成虫になる時間は十分にある）
両方とも，一番活動的なるのは，夜明け前後と，日没前後（気温27 - 30°C、湿度70 - 90%）。真昼や夜中は，あまり活動しない。
（補記）私は，通勤時間帯は長袖にしています
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