マレーの学生の願書の指導をしているが,物足りない。覇気が感じられない。日本語はうまくなくても,アングロサクソンに負けてたまるかくらいの意気込みがほしい。20歳の血気盛んな年頃には,将来,かつての宗主国だったイギリスの企業を買収してやるくらい大風呂敷を広げてもおかしくない。
私が20才くらいのときは,アングロサクソンが世界帝国を築きつつあった,17〜18世紀にかけて,日本が,退嬰的にも,リスクを恐れて鎖国してしまったことが悔しくて悔しくてたまらなかったことを覚えています。勝敗はともかく,マラッカ海峡の近辺で,大英帝国と,サラミス湾,レパントに匹敵する世界史に残る大海戦を行ってほしかったと思ったものでした。仮に大英帝国に負けたとしても,百村江のときと同じように,敗戦を反省し,敗戦を機に国内改革を行い,速やかに再起したことは,間違いありません。
日本が貿易でアメリカをいらだたせるくらいになったのも,ドンパチではアングロサクソンに負けてしまったが,それ以外の分野で負けてなるものか,との意気込みがあったことを否定できません。
日本と違い,まだまだ伸びてくる国なのに残念です。
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