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2014年06月01日09:44

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宮古・釜石間、三鉄への移管が確定へ


  ここで一つ、東北ネタを。
現時点においても山田線の宮古・釜石間は不通状態であり、復旧の目途はついていません。不通区間の復旧に必要な費用の試算額は210億円と言われておりますが、そのうちの140億円を路線の復旧の為に東日本会社が負担する予定となっていますが、復旧後は東日本会社による運営では無く三陸鉄道(三鉄)へと移管する予定となっているとあります。今年の1月31日に、東日本会社側からそれに関する提案が提示されました。
山田線は現時点でも東日本会社の現有路線の中では赤字路線ワースト3という利用率の低迷振りであり、JRグループ発足時から震災直前までに輸送人員が6割分も減反してしまうなど、存続そのものが難しくなっています。いわゆる山線区間と言える盛岡・宮古間を見ても岩手県北バスによる急行便が並行していることから苦戦しており(106急行と呼ばれる系統で、本数が割と多い)、これだと山田線が無くても大して不便に感じることも無いのでは…と思えるくらいではあります(言葉は悪いですが)。
当該区間の三鉄への移管については、沿線自治体としても一応の事同意の方向となっています。他にも、BRTとしての仮復旧の案も出ましたが、「それではそのまま鉄道が無くなってしまうのでは…」という懸念の声もあり、これについては同意となりませんでした。
三鉄への移管での運行再開もいいですが、問題は運賃の跳ね上がりです。JRの運賃システムよりも第三セクターである三鉄の運賃は結構高く、同じ71kmの距離でもJRの地方交通線が片道1320円であるのに対して三鉄の北リアス線の全区間乗り通しで片道1850円とかなりの差があり(530円分の差)、全ての往復乗車券に割引を適用しない事には利用の喚起すら難しいのではないかと言えるものがあります。


  あと、復旧なったのであれば、盛岡〜宮古〜釜石〜盛(さかり)のルートで東日本会社との相互直通による特別快速を設定し、岩手県随一の都会である盛岡市とのアクセスを良くする努力を尽くすべきものがあるはずです。

参照リンク
http://toyokeizai.net/articles/-/31272
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