先月からマンドリン・フォーマット熱に浮かされて大変です。ネットをうろうろしていると、ヨーロッパの骨董店でこんなのを見つけてしまいました。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=FuTPZ_qam-8
1875年頃のサミエル・トロール社製かブレモン社製で、シリンダーの長さは44cm、直径は8cmとでかい！ 6曲入りでオペラの一節が収録されています、その中でも動画の曲「夏の名残りの薔薇」の演奏はとても優しい音、そよ風のようなトレモロが素晴らしい。これを表現する語彙が私の抽斗に無いのが悲しい。深夜、一人で書斎に籠って、何度もこの曲を聞いていると、機械的に鳴っているはずなのに・・何故か次第に感情が高ぶって来るのがわかります。
ローズウッドのケースにキングウッドのバンディング、真鍮の象嵌が施されています。チューンシートはオリジナルだけど破損。ケースのサイズは79cmX28��X35cm。
このオルゴールは35年前、このような優れた作品が容易に入手出来たころ形成されたコレクションから出たものです。価格は私の予想のちょうど半額ぐらい。私は老人になったのでもう新車は要らないし、頑張れば買えないこともない。デパートではあまりにも高くなりすぎて買い手を見つけるのは至難でしょう。私を信頼して提示してくれた価格をここに書くわけにはいきません、好奇心のある方はメール(
http://kodemari.netのメールソフト）でお問い合わせください。
数日前に見つけた下記のJohan Goyvaertsコレクションのオルゴールは、上記のオルゴールよりも少し大型でシリンダーの長さが60cmです。こちらはしっとりと落ち着いた低音がプラスされて、より深みのある魅力を湛えています。
http://www.youtube.com/watch?v=b_aX-uN9cUE
ログインしてコメントを確認・投稿する