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2014年03月09日11:54

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888 国鉄職用車 2

1950年代までは軌道の狂いの検測は保線作業員に頼っていましたが、列車の本数増加と高速化が進んだ為に列車として通常の速度で走行しながら軌道の検測を行う車両の研究が鉄道技術研究所により進められていました。
1959年にその成果として高速軌道検測車マヤ34形マヤ34 1が完成しました。
1965〜1967年には改良されたマヤ34 2002〜2007が就役しました。写真のマヤ34 2005は1967年に製造されました。
1978年にはマヤ34形マヤ34 2008と2009が竣工。
1981年には最後のマヤ34 2010が竣工。
2007年に後継車キヤ141系の就役で写真のマヤ34 2005は廃車。
台車は5m間隔で3台装備しており、台車の位相の変化を測定して軌条の各種の狂い(軌間・水準・通り・高低・平面性・動揺の6項目)と車両の速度・加速度・横圧を同時に測定できます。測定結果は記録紙に記録されますが、本形式にちなんでマヤチャートと呼ばれました。

後にドクターイエローと呼ばれている新幹線用高速軌道試験車(922、923、925、E926)が開発されましたが、そのルーツと言うべき車輛です。

追加の写真と記事は http://satoyama.in/auto/sharyo/auto923.html をご覧下さい。

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