準備は万全

　いよいよ三日後にせまった村上春樹さんの新刊『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の発売。
　思えば４年前、『１Ｑ８４』のときは社会現象とも言える大騒動だった。売り切れ店続出で増刷が間に合わないほどだったのだ。出版元の新潮社は初版をたしか２０万部発行。新刊図書なんてせいぜい１万部ぐらいが普通のなか、新潮としは英断だったと思う。しかし春樹さん人気がそれで済むわけはなかったというわけだ。ちなみにぼくは発売初日にゲットした。
　ＢＯＯＫ１、ＢＯＯＫ２に続いて１年後、つまり３年前にＢＯＯＫ３が出たときは、会社の近くの丸善に設置された特設コーナーに朝７時に行って購入。丸善を出たところでフジテレビと日本テレビの取材を受けた（ニュース映像には使われなかったが）。
　今回も一波乱あるのだろうか。今朝のニュースでは出版元の文芸春秋社は５０万部からスタートするらしい。まったく足りていないが、まあ、かなりがんばったと言っていいだろう。ぼくは予約しているから買いそびれることはない。
　幸いなことに、現在、図書館に届いた予約本はない。先週まで読んでいた本も読了、何か新しく読みはじめても１２日までには終えられないので、今は「スナックさいばら」というサイトのコピーを楽しんでいるのみ。フランツ・リストのピアノ独奏曲『巡礼の年』も毎晩聴いている。
　さあ、準備は万全だ。