会社の同僚の娘さんが宝塚音楽学校を卒業し、宝塚歌劇団に入った。
つまり、プロになったわけだ。
そういうわけで、初の宝塚劇場。出し物は『ロミオとジュリエット』。
演劇ファンのぼくとしては、原作を著しく変えていないだろうか、とか、エンターテイメントに走りすぎていないだろうか、という心配をしていた。
取り越し苦労だった。
見せるべき場面はきっちり描いた上で、歌と踊りのエンターテイメントを披露。しかも、その歌と踊りのキマり方が実にカッコいい。
さすが、入学するだけでも大変で、入学したあとも厳しいレッスンの日々を耐え抜いた女優さんたち。立ち姿から身のこなしは、頭のてっぺんから足のつま先、手の指先に至るまで、神経がピッと貫いていて一部の隙もない。
なるほど、これじゃあ憧れる女の子もいるわなあ。
30分の休憩をはさむが、実質2時間30分の舞台はまったく飽きることなく、あっという間だった。
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