仏子にある武蔵野音楽大学入間キャンパスの学園祭に行ってきた。今年で三年連続。
音大だけあって、パイプオルガンも設置された立派なホールがある。1200人ぐらい収容できるだろうか。
学園祭のとき、このホールでミュージシャンの卵や客演のプロが演奏する。ピアノとバイオリンの二重奏や管弦楽五重奏のあと、最後はフルオーケストラ。
模擬店などには見向きもせず、毎年このライブだけを楽しみに行く。もちろん無料。
ぼくはクラシックはまったく詳しくない。この日の曲目も分らない。五百円のパンフレットを買わなかったからだ。
だが、こういう雰囲気を体感するのって、ささやかだけど人生における幸福の一コマだと思っている。今年も堪能し、心地よいひとときを過ごせた。全部聴くと五時間ぐらいかかるので、最後の二時間を聴いただけだが。
フルオーケストラの演奏中、やはり好きなのだろう、打楽器に目と耳が行ってしまう。ドラムや木琴や名前の知らない楽器がズラリと並んでいるのだが、確かな技術が気持ちいい。
帰宅後に部屋で飲んだ白ワインは、それらの演奏の記憶によりおいしさが倍増した。
何か楽器を扱えるというのも、人生をカラフルにしてくれる貴重なアイテムな気がする。
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