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2011年04月12日09:52

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モジョライブ〜ヤマザキヤマト、平田達彦

 昨年十月のモジョ・グルーブ以来のヤマザキヤマト氏。扱うのは大きな中華鍋の取っ手をはずして裏返したようなHangという珍しい打楽器。氏によると、スイスの二人の職人によるハンドメイドなので、注文しても三年待たなければ買えないらしい。
 他の誰とも違う楽器を使うので、他の誰とも違う音楽世界が広がる。ぼくにはモンゴル当たりの民族音楽のように感じられた。詳しいわけではないが。
 氏は歌唱力にも説得力があり、単なる“珍しい楽器奏者”ではなく、アーティストだ。

 ゲストの平田達彦氏は、ゲストというくくりではもったいないパフォーマンスを披露。太くてハスキーで圧倒的な歌声は日本のルイ・アームストロングである。実際、『素晴らしきこの世界』も歌っていた。その歌唱力とサービス精神あふれるユーモラスなMCは百戦錬磨のステージ経験者なのだろう、すっかり乗せられてしまった。そして、あとで思い返してみて、あれだけのパフォーマンスがギター一本でなされたことに改めて感心した。

 まだCDというものがなかった昔、シングルレコードに「両A面」というのがあったが、この日のライブはまさに両A面だった。
 店内の雰囲気もよかった(まあ、いつだっていいのだが)。カウンターは七割程度埋まっており、テーブル席はすべて埋まっているが四人がけのところに三人だけ座っているという感じ。つまり、誰もがゆっくりと楽しめる環境が整っていたのだ。そういう、理想的な状況だったこともライブの楽しさに一役買っていたかもしれない。
 投げ銭ライブというものも初めての経験だった。店のスタッフから渡された、お年玉袋ぐらいの小さい封筒に「志」を入れるのだが、財布の中身と相談。けっこう悩んでしまった。

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