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2010年12月01日22:11

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ここ最近のお出かけ(11月16日〜11月30日)

11月後半の覚書
<『Mother』ロケ地めぐり>
11月28日(日)
・有楽町ガード下(東京都区)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1630119607&owner_id=949383

<舞台>
11月21日(日)
・『黄昏』(紀伊国屋ホール)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1627304552&owner_id=949383

11月22日(セルリアンタワー能楽堂)
・名作語り『夢十夜』
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1628499510&owner_id=949383

<映画>
11月28日(日)
・『信さん〜炭鉱町のセレナーデ』(銀座シネパトス)
http://shinsan-movies.com/
息子の勤務する会社も協賛しているとのことで、
貰ったチケットを使わせてもらった。
というような理由付き鑑賞(行きたい作品は自腹切って飛んでいく)だけに、
私にとっては今ひとつ。
昭和30年〜40年代の炭鉱の町の人情物という設定は、
本当なら興味深いところなのだが、どうも底が浅くて嘘っぽい。
どうしても記号、段取り、絵空事になってしまう。
平山監督作品は『愛を乞うひと』や『必死剣鳥刺し』などには、
感服したものだけれど、これにはのれなかった。
もっとうまく騙して欲しい。

ひとつには、ヒロイン小雪さんが私好みじゃないのだ。
彼女はヒット作『三丁目の夕日』などにも出ていたけれど、
郷愁をさそうようなタイプじゃない。
ほかのひとが演ればぐっとくるかもしれないのだが。
子役はそれぞれ成長した青年期の役者を思わせる顔立ちと雰囲気。
光石研さんはちょっと朝ドラ『ゲゲゲ〜』の役どころに通じるような役。
岸部一徳さんは在日朝鮮人の役、結構多いですね。
その息子役の柄本時生くん(柄本ジュニアNo.2)は、
お兄さんともども昭和の顔ではあるのだけれど、手足が長いのが今ふう。
信さんの妹役・金澤美穂ちゃんは素朴可憐で良し。
信さんの石田卓也くん、守役の池松壮亮くんともに手堅い。
大竹しのぶさんは憎まれ役でしたが、貫禄。
しかし役柄上では肉親でもなんでもないけれども、
しのぶさんと池松くんの顔のつくりは似てると思った。
親子役だとぴったりかもしれません。

<展覧会>
11月20日 (土)
・特別展『東大寺〜近現代の名品』(日本橋高島屋8階ホール)
http://todaiji2010.jp/blog/index.php?new_kiji_look=32&look=look&y=2010&m=11
今、上野の国立博物館のほうでは、同じ東大寺でも
天平時代の工芸品など年代物の展示を大々的にやっているけれど、
こちらの展示は近代・現代のものでなじみのお名前が多い。
メインは有名な書家の手になる華厳経写経に、
やはり名だたる日本画家たちが口絵を添えているもの。
同じ文でも筆によって大きさも印象も皆違って千差万別。
絵もさることながら、字には人柄が如実に感じられる。
堀文子さんの牡丹の絵は綺麗だった。

個人的には、お水取りの法衣の展示に目を奪われた。
黒の麻の重衣(じゅうえ)と裁っつけ袴の上に、
グレーの上堂袈裟というモノトーンなのだが、
麻のざくっとした質感の黒がなんとも良い色で、
かきっと区切られた格子の柄の袈裟もモダン。
シンプルだけれど洗練された美を感じる。
素敵だなあ、と矯めつ眇めつ眺めた。
炎をあげる松明を床に打ちつける「韃靼(だったん)」の儀式の際、
頭に火の粉をかぶらないように被る韃靼帽の鮮やかな朱色も印象的。
会場にお水取りの行事の映像も流れていて、見入ってしまった。

11月27日(土)
・『日本の型染』(文化学園服飾博物館)
http://www.bunka.ac.jp/museum/text/kaisaichu.html
小紋(こもん)、中形 (ちゅうがた)、型友禅(かたゆうぜん)、摺染(すりぞめ)、
摺箔 (すりはく)、板締(いたじめ)、 燻革 (ふすべかわ)など、
さまざまな型染めによる文様が、本当に美しかった!

二階の第一展示室のほうは、浴衣だの、型友禅の夏の単衣だの、
庶民的なお洒落着で私の馴染みの世界。
モスリンの襦袢の状態がたいへん綺麗に保たれていて素晴らしい。
鮮やかな色合いで可愛いけれど、モスリンは虫に食われやすいから、
よほど丁寧に保存されてきたのがよく分る。
熊谷好博子の摺り染は初めて見たけれど、
板の木目だの、葉っぱだの、石だの、
自然のパターンをそのまま見せるのが実に斬新で素敵。
葉っぱの模様を摺り込んで森の木に見立てるなぞ、まさにフラクタルの世界。
一階の第二展示室は、素襖や裃、陣羽織、能装束など、
儀式につかうようなあらたまった衣服で、背筋が引き締まる思い。
黒地にくっきりと浮かび上がる家紋のデザインは美しい。

それにしても琉球の紅型(びんがた)を見ては『テンペスト』を思い、
陣羽織を見ては半兵衛を思い浮かべてしまう。
紅型の地色が黄色のものは、昔は王族にしか許されなかったとのことだ。
舞台衣装はきっと華やかだろうな。

11月28日(日)
・『古川幹広作品展』(聖路加画廊)
http://www.luke-service.co.jp/news_detail.php
古川氏の絵は、新宿区舟町の店「ありすとてれす」で知った。
果物や花の姿が、とても官能的に感じられる。
聖路加病院1階レストランエスペランサ入口の画廊とのことで、
展示最終日に伺ったのだが、なんとこの日は停電とかで、
病院通路にも電気がついていなくてびっくり。
ごくちいさなスペースだったけれど、
作品のなかでは暗闇に浮き上がるような白百合に一番惹かれた。
見ていると、何故か耕史くんのドリアンの姿を思い出す。
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