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2009年06月02日00:48

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初めての写真集「銚子まぼろし」

今年に入ってから本格的に打ち合わせやチェック作業をしてきた本が、
ようやく今日出来上がってきました。
題名は「銚子まぼろし」。
これは私の初めての写真集です。

私は写真を学んだことなどない素人ですが、
写真や映像作品というのは昔から好きで、自分で撮るのも大好き。
とはいえ、本格的な一眼レフや、デジタルカメラなどとは縁がなく、
ずっと前から愛用しているアナログカメラだけで撮影してます。
プリントした写真を自分でレイアウトしてカラーコピーして、
お友達に見せるのが恒例でした。
それを気に入ってくれていた友人の一人から、
彼女の街の写真集を出したいので撮影してくれないかと言われ、
かれこれ三年がかりで、集中して撮ってきたものをまとめたのです。
撮影旅行については、日記でも何度か書いてきました。
・2007年7月15〜16日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=502148571&owner_id=949383
・2007年11月23日〜24日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=634545108&owner_id=949383
・2008年7月26日〜27日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=893012175&owner_id=949383

写したのは特に依頼された古い橋などの他、
荒れた海辺、細い路地裏、黒光りする網蔵、錆びたトタン壁など、
心惹かれたものばかり。
どれもが語りかけてくるような、ドラマティックな風景。
合間合間には、ちょっと一息入れるように、道端の愛らしい花や、
板塀にからんだ鮮やかな緑の蔓なども差し挟んでいます。

撮影後壊されてしまった建物もありますが、
今もある建造物ですら、まとめてみると架空の異世界のようで、
「まぼろし」というタイトルにしてみたのです。
ひそかに「銚子=ちょうし」の「し」と韻も踏んでいます。

流れは全部自分で決めて、写真もトリミングなしのそのまま。
一本の映画をつくったような充実感を感じています。
編集コーディネーターとデザイナーの方の協力を得てはいますが、
写真集を企画した友人が発行人となっている自費出版物なので、
ISBNもバーコードも何もない無垢なかたち。
出版社による流通などはないのです。
とりあえず手元に置いて、
扱ってくれそうな書店があれば持って行こうかと思っていますが、
もしここをご覧になってご興味がある方は、
メッセージをいただければ、お送りいたしますのでお知らせください。

「銚子まぼろし〜石の橋の向こう〜」
A5版、ソフトカバー、160頁、定価1500円
2009年6月1日発行

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