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2026年05月18日04:47

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トランプ熱。(ど〜うにも止まらない、大統領の熱の正体)

 トランプ熱。
(ど〜うにも止まらない、大統領の熱の正体)


 トランプは、熱にうなされている。
「おーい、大丈夫かー」
 声をかけても、壺の中の巨人のように、のたうち回り熱を吹いている。
「あー、こりゃあしょうがんねぇなあ」
 とは思う、しかし、まあ、それにしても熱源はなんなのか。

 現時点での、トランプの(あきれはてた)凄さというか、やつが無闇に駆使する機能を並べ上げてみる。

 トランプは「なんでもあり」というのが、まず当たりだろう。よく言えば、よく言えばですよ自由闊達、昨日までのNOが、YESになってしまう。変化にいち早く対応する、できる、と言えば聞こえはいいが、ルール無き自由。手段を選ばないというわけだ。その時、

 タブーなんてのが見当たらない。トランプには見えない、が正しいか。その場に応じて、いちばん自分にお得な選択をする。迷いがない。
 それがミサイルで、ひと声かけたら「きっと何名かの命が失われる」ことになるのだけど、自分に最善とするならまるで躊躇がない。
「ひとつの文化が消えてしまう」
なんてことも「朝のトースト」を食べるように言い放つわけだから。
「オッケー、朝食を食べ終えたら君の国はなくなっているよ」
なんてことも普通の言葉になるわけだ。


 トランプは、オフサイドのないサッカー試合を仕掛けている。
 どこからも攻撃できるし、ダマシ討ちは正当なプレー。勝手に、好きなとこにボールをセットして、蹴りはじめる。
「トランプさん、いつフリーパスをもらったのよ」
「おい、よせよ、さっき俺が手をあげたろう」
「え、じゃあ、俺も手をあげるよ」
「オーッと、そいつは見えないなあ。俺に見えなきゃダメだよ」
 勝手な話しだよね。
 自分で笛を吹きながら、試合をしている。こんな楽な試合はない。

 
 この手前勝手でたまらないトランプ式ゲームのバックボーンは、実は「タブーがない」というところに隠れている。
 普通、人は生きてきて、その過程の中で
「やっていいこと悪いことの選別をしていく」
 それが、人の生き方というものを構成していくのですね。その人にとっての好ましい生き方とは
「タブーによって造形されている」
と言っても良いくらい。ブロンズ像のように、タブーで人生が造形されいく。

 で、ね、これをトランプ式の生き方に当てはめると、どうなるか。脳内に「やってはいけない仕切り」がないわけだからおおよそ
「やっていいこと悪いことの区別がない人」
ということになる。かなりの難物です。

「仕切り」がなくて、脳内をメッタやたらにスルーパスが行き交っている姿が浮かびますよね。スルーパスが行き交うたびに、本人は舞い上がっていく。たびごとの承認欲求、自分熱。
「おい、どうだい、俺ってすごいだろ」
 唇の脇にダエキが溜まりそうな話し方をしている時が、あは、そうゆう時ですよ。

 こういう人、マキャベリストと言います。「目的のためには、手段を選ばない人」と定義されます。
 目的はあるんだが、制約は(いささかも)ない人。
「となると、トランプ、なんでもやっちゃうんだぁ。だから危ないのか、わかりすぎて、危ないなあ」
 そうですね。
 そうですが、そう言ってるとまだまだその先、いよいよ危ないに続く。

 これに「こだわり」が付着してくると一線を超えてくるんです。
「こだわり」ってのを古くからの言葉に直します。その方がわかりやすい。
 煩悩です。煩悩とは仏教用語で、人間の身心を煩わせ、迷いや苦しみの原因となる心の働き(感情や欲望)のことですね。簡単に言いやぁ欲望。その通り。

 この煩悩という欲望と「なんでもあり」をグルグルと一本の縄に編み混むと、強くて大きな力を持続的に放散させる仕組みが出来上がります。そして、いよいよ発進すると、
「あー、もーう、どうにも止まらない」
 という暴走する煩悩ないし欲望になるわけです。
 エヘン。
 すべての戦争の発端は、煩悩と「なんでもあり」の相乗効果と言って良いと思います。そして、今回の戦争もそうです。

 では、トランプの煩悩とはなにか。これは、推論でしかないのですが、ぼくは二つをあげます。
(研究というほどのこともないのですが、何冊かの本を読みウオッチし続けてきた、ぼくなりのの答えと理解してください)

 トランプの煩悩、それは�ゞ發鉢∀斥�コンプレックスです。

 トランプ式行動のあらかたは、�ゞ皀灰鵐廛譽奪�スです。
 確たる正義感も哲学もない不動産王は、物事を金額で換算するしか正否の判定方法を持つことができなかったようです。で、まずいことに政治の場に乗ると、正否と正義を無茶苦茶に混用させます。
「どうしてそうなるの」
 その答えは、なんとも簡単で
「空っぽだからです」
 トランプには、金に変わる物差しがないのです。

 お通夜に来て香典を差し出す明石家さんまに、浅田美代子がキッとなって立ち上がり、大声。
「なんでもお金で解決しようとするんだから」
 これは美代ちゃんの大ボケですが、
 トランプならまさしくその通り。他に方法を知らないのです。

「みんな、よーく聞いてくれ。日本がねぇ、80兆円の投資を持ってきてくれたんだ。
 これほどの信頼関係ってないじゃあないか」
 高市訪米直後の記者会見のコメントです。この短い論旨に、トランプらしさが集約しています。
 普通は、
「日本がアメリカに示してくれる信頼感ほど、いまの時代に大切なものはない。
 80兆円の投資が、日本とアメリカの未来を豊かな築いていくことでしょう」

 というように金額を「未来という価値」に換算しようしたりするのだが、ただただ露骨な金額換算。これが、トランプ式です。

 もうひとつの煩悩、それは�∀斥�コンプレックスです。
 みなさんは気づいていませんか。トランプは常に「二択」で相手にせまります、せまっています。
(えーと、これ、トランプ分析のあたらしい指標のはずです)
 これも、どうしてそうなるのかを探ればすぐに答えは出ます。
「AとBを合わせるとCになる、さらに…」
 と言うように思考を組み上げるのがとても苦手(なのだと思います)、だから「二択」でプレゼンし続ける。悪く言えば「二択」で「オドシ」ていくことで答えを得ようとします。
 ほぼすべての方法(ディールと本人は言っている)は、このやり方。

 だから、論理で話を進めるなんて、根っから無理な話し。なにしろ、
「勝つか負けるかでしか考えない人」
「人を味方か敵かでしか見ない人」
 なわけだから、最初から答えは決まっていて、相手はただただ舞台に乗せられるだけ、という無残なことになる。

 つまりね、論理で話を進めようとするのは、トランプの�∀斥�コンプレックスにずりずりと塩を塗り込む行為、なのでしょうね。だから詰めようとすると、度ごとに腹を立てる。
 うーん、どうにも手に負えないなあ。

 �ゞ發鉢∀斥�コンプレックスが作り出す「トランプ熱」。
 さーて、これを「おさめる・なだめる」方法は誰にも見つからないと思う。では、なにができるのか。
「おさめる・なだめる」と言う軟着陸ではほとほと無理で、もうひとつ上からの強硬な手段方法が出てこざるを得ない(のですよ)。
 なにしろ金額換算を続けている限り、大統領という立場はオールマイティでおよそ「お手上げ」にはならないのです。ゴソゴソ、ゴソゴソ、自国の金庫に手を突っ込んでは、ドーン、永遠にベットを続けることができます。
 我が国で言う、お手盛りというやつ。インフレなどが発生しますが、理論的には可能、好きなだけ札を刷ることができるのです。
(これがあるから、ほとんどの独裁者は革命かとことん敗北まで運命を続けてきた)
 
 先日からの話しです。
「熱さまし」には先物取引疑惑、どうやらこのあたりでどうだろう。
 司法の出番でも作らない限り、片を付けられないのがトランプ。とすると。当面、これくらいしか考えられない。
「アメリカに、これくらい損をさせてきた」  
という言い方で徐々に取り巻きを離反させ、支持率が10%近くまでなってきたら逮捕する。
 これで、行けそうな気がするのだが。
「えっ、10%まで下がる」
「無理でしょう」
 いいえ、濡れ手に泡のボロ儲けを立証できればあっという間。

 MAGAの人たちは、幸か不幸か貧乏な人たちで、大金持ちの不正を助ける余裕はないはず。流石にねぇ、
「正義は、拳銃を持った反対の手に大金を握ったりしないもんだぜ」と言えば、
「イェース、ユーの言う通りだ」
「そいつは、正義じゃない」となるだろう。
 21世紀の西部劇は、トランプの左手のアップで終わる、というのがぼくの希望です。
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