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2026年03月13日00:12

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えーッ、 地下鉄じゃあるまいし サナエトークン はヒドイだろー。

えーッ、
地下鉄じゃあるまいし
サナエトークン はヒドイだろー。


 ヒドイねぇ、ここまでヒドイ話しはちょっとない。
 なにおって、クチにするのもけがわらしいが、サナエトークン 、これはヒドイ。超弩級。こんなことが世の中通ったら
「馬鹿馬鹿しくって、まじめが嫌になる」
じゃアーリませんかだ。

 たとえばだよ、自分の名前がついたお金が町内で通用したとしよう。
(山田タローさんのお宅です)
「おい、コンビニでお菓子買ってきてよ」
「お金だー、神棚のところにタロートークンがあるから、それ持ってって」
「お釣り、忘れんなよ」

 という漫画チックな世界が再現されるわけですね。まさか縁日じゃあるまいし、ありえなーい、ですよね。
 それが、あると思っちゃった。馬鹿だねー。この愚劣さ。

 社会の劣化と言おうと思ったんだけど、いまひとつ足らない、うーんとしばし考えて
「日本社会の低能化だ」
というところまで行き着きました。これなら大体、言えてるね。

               ○

 背後にあるのは欲ボケ。
 すっかり信じ込んでいないまでも、サナエ、と総理の名前がついたら通用しそう。というより、これなら
「儲かりそう」
と手を伸ばす。やだねぇ、やだけど欲が許さないのか。欲馬鹿の方が、表現としては正しいのかな。

 この所業、世間を馬鹿にするのも、いい加減にしろ、だよ。
 仕掛け側から見れば、サナエとつければカモが集まる、と思ったわけだよね。小馬鹿にされたもんだ。こんな俗な技で、と思うのだが詐欺ってのはこれくらい俗なものなのか。
 結婚サギの犯人が国際線のパイロット、という定番がまさにこういうことなんだろうね。

 あ、ところで、決めつけているが、この一連、すべてサギだよ。
 だって通用しないもの。
「暗号資産はデジタルの世界では当たり前で、遅れている人は知らないだけ」
「はい、わかった、わかった。通用してからおいで」

 ビットコインのことなら一応、国際的な決済に役立つというのが下支えになっている。その他の暗号資産、変動益を狙うとはいうものの、広く通用しなければ価格さえ成立しないわけです。サナエトークンの急落はわかりやすい例になりました。

               ○

 トークンと言えば、ぼくらの世代ではニューヨークの地下鉄です。お釣りの出そうな地下鉄料金。ホームに入る前にトークンを買って、入り口でガシャン。するとギュルンとギアが回ってホームの中に入れます。コインの代わり、代用コインです。懐かしいなあ。いまは、電子マネー系に代わっていて無いようです。
 高速道路もトークンだったなあ。特大のザルみたいな料金籠にトークンを放り込んで、素早く通過。映画「ゴッドファーザー」に出てくるようなゲートです。ビューン、ガシャーンと放り込み、ブーン、です。

 いずれにしろコインを代用する役目であることは間違いありません。まさしく代用コインです。
 それが「しるし」「証拠」という意味を引き継ぎ、暗号資産の「一時パスワード」として使われているわけです。トークンを放り込めば中に入れる、という仕組みです。余分なようですが、原理というか原点を知らないとまちがえるもとです。

               ○

 次は本筋。
「サナエ事務所に連絡をとって、サナエトークンの発行を進めています」
 このメッセージがサナエトークンの急騰を呼びました。急速に集めたお金は42億円。
 発信元は、ノーボーダー溝口勇児氏。「連絡をとって」という表現には、もうサギ感が一杯です。「許可を取って」と言わないしたたかさ。ここまで頭が回れば、普通の人ではないようです。

 さあ、そこから、騒ぎがはじまった。
「大丈夫かな」
「誰が発行元なの、えっ、暗号資産ってそういうのないの」
「国会で話しが出てたよ」
「ノーボーダーって金融業者登録してないようだよ」

 と話題が渦巻き一気に急落。溝口勇児氏は自社の番組で謝罪する。というのが現在。まさにドタバタ。なんだか豊田商事に似ているなあ。

               ○

 トークンについての高市トーク、関わりを全面否定します。
「私はまったく存じ上げませんし、私の事務所側も当該トークンがどのようなものか知らされていません。国民の皆様が誤認されないよう、申し上げることとしました」
 こういう時の言い方は、強いよ。

 ところがだ、公設秘書の弁明が出てきます。
 公設第一秘書で、高市事務所の所長・木下剛志氏です。
 彼はノーボーダーと「LINE(ライン)」でやりとりを重ねてきたことを、スマホ画面のスクリーンショットつきで公開します。(は、はあー、あったのね)
 次いで「仮想通貨事業だと知らなかった」などとデジタル音痴を装うようにするのだが、サナエトークンを紹介するホームページ上には仮想通貨であることが既に明記されていて、それをみるとオトボケも無理を感じます。

               ○

 元手いらずの大儲けに乗ろうと思った。言わばお金(暗号資産)の発行元になるんだからね。
 けれど急落したら内閣も一コロリン。こりゃ危ない、とバックを踏んだ。というのが真相ではないか。

 そんなことですむか、バカヤロー。いいかい、答えを言うよ。メモして欲しいもんだ。

 内閣総理大臣の権限は日銀の上にある。そこにサナエトークンがあってはおかしいだろう。貨幣のダブルスタンダードだよ。こんな簡単なことがわからなくて、総理が務まるか。公設第一秘書が務まるか。
 嫌になるくらい、馬鹿だねぇ。いや、図々しい、のかな。

 こんなヒドイ話しはない、というこれが一番の理由。
 どの辺かで気がついて、それでも捨てきれずなんとか修正しようとした過程が「LINE(ライン)」でのやりとりなのだろう。それでも暗号資産に参画したという直接の証拠はとりあえずはない。しかし、暗号資産と記載された証拠が出たら、はい、アウト。

 サナエトークンで、サナエダウン、になったのになあ。
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