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2026年07月04日04:54

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元老のシワ腹。

元老のシワ腹。


 はじめに言っておきます。少しまわりクドイ話しです。元老とはなにか、そこからはじめます。
「大日本帝国憲法」下では、総理大臣はどうやって選ばれていたか、そこからです。

 旧憲法下では、総理大臣は選挙で選ばれていません。(意外やこのリアルが知られていないようです)
 総辞職などで、新しい総理大臣が必要になる。すると、元老と呼ばれる人たちが(重臣会議と協同して)新総理候補を選定し天皇に奉答する。そこで天命が降下され、決まるという仕組みです。

 元老とは元老院に所属する国の重鎮ですね。
 維新以来、元勲たちがその席にいました。
 明治、大正、昭和と経て続くのですが、なかでも西園寺公望がいまもよく知られる元老であり、昭和天皇に長く信頼された人。
 政党政治を最後まで守ろうとした人とされています。
 元老に求められるのは、小事にとらわれない歴史を見通す目、もはや世俗の欲徳を離れた公正な視点、というところでしょうか。西園寺公望の「政党政治を守ろう」とした視点は、正しくそれにあたっているようです。

 よく知られる逸話としては近衛文麿が内閣を放り出した時のこと。西園寺公望は人選に困り果てます。木戸内大臣の進言もあり、東條英機を選び上奏。それに、昭和天皇は、
「虎穴に入らずんば、虎児を得ずだね」
と答えた、とされています。これは昭和史の重要な証言とされています。

             ○

 高市内閣は「元老」によって作られた内閣です。(自民党は大時代が大好きです)
 西園寺公望にあたる現代の元老は、はい、麻生太郎です。

 総裁選で、苦戦を予想された高市さんは一次投票で予想外の地方票を獲得し、第二位の位置を獲得します。ここで決選投票になるのですが、麻生さんは、高市さんが獲得した大量の党員票を前提に
「これが国民の総意だな」
と発言し、「高市推し」にまわります。結果は、つまり現在です。

 麻生元老の「これが国民の総意だな」発言に誤りはなかっただろうか。ピュアな意志だったろうか。
 これが、実にアヤフヤで危ないものでした。まず、
 �々盪塢爾修里發里�不思議な票だった、というのがあります。選挙通が揃った自民党内でさえ、
「これはどうなってんだ」
「よくわからんぞ。調べにやぁ」
 という声が上がっていました。
 いまとなれば、「誹謗中傷が作った票かもしれない」というところまで心配の種は発展しています。
 �∨秬犬気鵑痢⊆�作自演疑惑です。
「石破おろし」をはじめたのは、麻生元老だというのはもはや通説。ついで、自分で「おろし」自分で「あげる」という一連の手法が公正な政治かといえば、はなはだ疑問。つまり、政治を「わたくし」しているわけです。
 麻生さんの自作自演に「これが国民の総意」という気球で目眩ししたところで、麻生さん自身の「我意」であることは変わらないのですよね。

「じゃあ、あんた、他に誰がいたのよ」
 言いそうですよね、しかし、これは他の議論。
 いまここで大事なのは、元老としての責任です。
 公平な元老という隠れ蓑を着て「ひと芝居」うった、というのがこの時期の麻生氏の行動の素直な分析でしょう。

             ○

 では、まあ、元老の透徹した目は、正しかったのか。歴史に耐えうる、判断であったのか。となるのですが、高市さんはどうでしょう。
 時の経過とともに政治は足早にとんでもないところまで進んでいます。

 緊急事態の解釈でデタラメをかまし対中国フリーズ。
 トランプ、ピョンピョン外交で呆れられる。
 サナエ・トークンでサギ疑惑が浮上する。
 同時に、誹謗中傷SNS疑惑も浮上する。

 サッちゃんの様子はいろいろ上げてもキリがないわけで、結論はサッちゃんは「嘘つきサッちゃん」なのか、です。日増しに増える嘘ネタ。あきれる報道、逃げるサッちゃん。
 いまだにサッちゃんファンはいるわけで、承知してもらえないかもしれないが、大勢は「嘘つきサッちゃん」で間違いないようです。

 さて、元老は、どんな視点で現況を睨んでいるのか。

             ○

 ま、ま、まッ、元老は「もし」誤っていたらどうしたら、良いと思いますか。
 ぼくの聞いた話をします。ただし、一地方政治家でホラ吹き、我が家の「徳蔵爺さん」の話しなので、全部が全部、信じられるワケにはいきません。ま、話し半分で。

 我が家には、家宝の備前長船がありました。先祖伝来の業物です。この長船を
「一度見せてもらえないか」
 と西園寺公より依頼があったそう。それではと持参すると
「麻布の屋敷と取り替えてもいい」
 と褒めてくれたそうです。そこから、「徳蔵爺さん」大好きな政局の話しになり、
「西園寺公、もし奉答された此度の総理が誤りだったら、公はどういたします」
 とお尋ねすると、…しばし考え
「シワ腹を切ってお詫びせねば。そのためには切れる刀が必要だね」
 と大いに笑って答えてくれたそう。
「徳蔵爺さん」絶好調の話しです。

             ○

 麻生さんにお願いしたいこと、ソロソロ見えてきましたかね。
 元老が総理を間違えたら、一撃で国を傾かせる行為ですよね。特に今回はよって件(くだん)の如し。とすると、
「腹を切って、お詫びする」
くらいの気概は欲しいですね。とりあえず気概で十分です。
 竹下元総理はご自分の失政に「万死に値する」という言葉を残しています。
(見たわけではないが)85歳のシワ腹をさすっていただくくらいは、してもらいたいですね。そして小細工からは、離れて欲しいと思うのです。

 はじめがいかにも「作り事」めいていて不安要素なのですが、さて、始末はどうつけるることができるか。今度こそ命がけと思える、歴史に残る決断が欲しいところです。

 ぼくの意見、総理を不信認し、(負けても良いと)解散総選挙。つまりリセットです。
 そこではじめて、正義、大義を感じます。
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