よくもまあ、やってくれるよ。これじゃあ、
「サッちゃん、ご乱心」
で間違いなし。耳を澄ますと、やっぱり同じ
「日本は、核保有した方がいい」。
間違いあーりません。かくも脈絡無き発言、頭がバチバチ核分裂、はい、ご乱心です。
ここんとこのねぇ、ヤケ糞がここで出ようとは…はい、驚きました。
「でも、それ、高市首相の直接の発言じゃないですか」
少し時間を追っても良いのですが、ほぼ答えは同じでしょう。
少しの説明で明らかになります。
発言者は、どうやら(高市首相と同郷の奈良出身の)航空自衛隊OB、尾上定正氏のようです。
発言のタイミングは木曜の夜、金曜にマスコミに露出させ、週末の間に社会に滞留させ話題にさせたいという意図が見え見えのリークです。実際、そのようになりました。
と、ここまで書けば、単独犯でないことは見えてきます。台湾発言で小刻みに(謝罪的)後退をするも、事態が好転しないので
「エーイやってみるか」
というショック療法を試みてる、というのが妥当でしょう。国中の耳目をひきつけようという行動。つまり毎度の「わたし脱ぎます的」行動の一部です。
やあ、困った方だなあ。ま、乱心だからね。(缶切りで、カポッと開けて頭の中見ておかないと危ないなあ)
ま、すぐに思いつくのは、
「サッちゃんは、強い男に弱いなあ」です。いきなり俗な話しですいません。サッちゃん,決して理論派じゃないから。
シンゾー、トランプ、そしてこの尾上氏、強い(ないし強そうな)男のトークに弱いんだ。メロリンキューなんだ。
「やるぞー」
「オッケー」です。
しかしねぇ、岸、安倍と続くファミリー核武装論をここで持ち出そうとは。あまりにベタな選択にあきれ返る、ひっくり返るです。良くも悪くも、ここで高市政治は伝統的右翼サイドからのパクリ政治であることが見えてきます。実にオリジナリティがない。
つまり、二流の右翼政治です。右とは、「戻る」政治であることがここでもわかります。
「核武装の議論をしようよ」
あのー、それ、まるで箸にも棒にもかからない議論なんですよ。
一応、安倍の(例によっての)悪巧みで
「すべての核武装が違憲とは言えない」
とまで漕ぎ着けています。
では、実際に何かをしようとすれば、どうなるか。すぐ違憲訴訟が発生し、一向に前に進まないという事態になります。
まずはじめに、核兵器製造のための核燃料の再処理施設の建設をしようとします。
「核兵器の製造は憲法違反です」
と再処理施設の建設反対の訴訟を起こされたら、はい、これで 10年です。
改憲には、3分の2の議席が必要です。
非核三原則の改定には、最低でも2分の1の議席が必要です。
国連を除名される可能性が生まれます。
どー考えても、「無理、無理、無理」、なーんだから。
と、同時に
「なぜあなたは核を望む人間になったのか」
という至極、真っ当な声に気づきます。当然ですが、多くの日本人は乱心していないのです。
週明け次第、「発言者を罷免しない」と高市政権はすぐに立ち往生になるでしょう。
そこで突っ張れば、事態はなだらかに加速して、自民党の崩壊を呼ぶかもしれません。というのはその流れの中での解散・総選挙は雪崩を打つような大敗が待っているだけだからです。
○
高市政権は、自民党の中の5%程度の支持基盤から生まれています。(従来の右寄り支持層の数字です)。強いて言えばですが、その5%程度の支持基盤が、突如(昨年来)一時的に10%まで膨張することで発生した「あだ花」的政権とも言えます。
(麻生さんはそれに上手に乗せた、と言えるのかな)
ですからぼくは、高市サッちゃんは右端から10%くらいの立ち位置から、真ん中位置まで立ち位置を変えないと「モタない」と予想してきました。というより、それが国民への義務ではないかと思っていました。
しかし、なあ。
どうやら高市サッちゃんは立ち位置を変えることより、右位置の「灯台」になることを望んだようです。
ピカーッ、ピカーッ、右はこっち。
無理だなあ。誰もそばに行かなくなる。危ない「灯台」の側に近づく船はない。
という中で、週が明けます。罷免の話が出るか、注目です。
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