ドジャーズが世界一なると、次のニュースが飛び込んできた。
ダルビッシュ有が肘の手術をしたことを明らかにした、というのだ。
来シーズンは全休で、再来年に再起登板をすることになる。再来年、ダルビッシュ有は41歳だが、さあ、どうなる。40歳越えの挑戦。投げることへのこだわりは、ずっと見てきたぼくにも胸にウズクものがある。
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さて大谷との関わりだが、なんと言ってもスウィーパーだ。
何度もお話ししているがスウィーパーは、ダルビッシュ有が開発したボールだ。だいぶ前になるがWBC韓国戦で
「打ち気にはやる」
韓国選手に大きく逃げるボールを投げた。それがはじまりで、スウィーパーが生まれた。
ダルビッシュのアドリブ力から生まれたボール。この説にいまや誰も異論はないでしょう。
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大谷の二度の手術は、スウィーパーを投げるときの肘への負担にあるというのは�´△馬辰靴芯未蠅任后�
上手投げ投手の持つ縦振りに、スウィーパーの横振りのベクトルが交差し、ヒジが動作の支点になるという動作解析です。「肘が支点になる」という表現ですが、ことの正体を上手に捉えています。
そしてオリジンのダルビッシュ有が肘の手術だという。
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「本家のダルビッシュが手術するくらいだから、スウィーパーそのものに危険性があるのではないか」
という意見が出てくる、それは投球をよく知ってる人なら当然だと思います。
腕を振ってもらえれば、力の動きはすぐに理解できます。
縦振りと横振りの交錯が生み出す力は、肘でやや無理な連結を生みます。これが投球動作の支点になる肘への負担の正体。これが発生しないようにすれば「肘の故障」は出ないだろう、という仮説が成立します。
それに基づいて、大谷が術後1年の間に出した結論は、投球のスタートを斜めフォームにすること。連結を滑らかにしようという発想です。
これで大谷は肘の故障を回避しようと設定している、とぼくは書いてきました。さて、その答え、
投球前の構え、打者と正面を切って立たず、はじめから斜め半身で構える始動フォームです。始動から横振りの構えからはじまります。
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シーズン末の(ノーヒット投球が良い例で)これが実にうまくいっていた。その通りなのですが、好事魔が刺すというのでしょうか、ポスト・シーズンでやや崩れを見せているのも真実です。
それは、本気になると思わず打者と「正面を切ってしまう」ことが見られること。勝負ですから、特大の本気がやにはにやってくることがあるのです。
そうすると先祖返りです。
これが続くと肘が危ないのでは、と見ているぼくには「取りこし苦労」が生まれます。
あつ、スウィーパーを投げた。度ごとにズキュンと胸に響きます。
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と、ここまで書いていたら
「大谷、WBC出場を表明」
というニュースが流れていた。
最も本気になって、我を忘れそうな大会じゃないか。おい、おい、大丈夫かと浮かぶ。
大谷は桁外れのパワーを持っています。本気が「あきれるほどのパワー」を引き出してしまうのではないか、という親の心配のような気持ちです。
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そうして、はじめてなんですがやっとぼくと同じ意見を言う人が現れたんですね。やっと、です。
江川卓です。この日本野球が生んだ最高の投手(ぼくの判定です)は、
「今のままでは、肘が危ない」
と危険信号を出しました。
江川とは、やっぱり通じるとこがあるのかなあ、と勝手な感動をしています。
余談ですが、江川がプロ初登板(対日ハム戦)の日、ぼくは後楽園で腰を抜かしそうになりました。それまでの投球の常識をひっくり返すボールです。バットにまるで球が当たらないのです。
元へ、江川が言うのもぼくと同じ
「大谷の桁外れのパワーが肘にかかると危ない」
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流石に江川は違うなあ。目に頭がついている。(他の解説は口に筋肉がついている)
ここぞの投球に、突如、発生する桁外れのパワー。そして時折、打者と「正面を切ってしまい」そうになる投球フオーム。
心配点もほぼ同じ。
いちばんの解決方法はスライダーと「抜き球」で交わすピッチング、となるのでしょうが
「そんな安易な道を選ばない」
のが翔平流でしょうね。
となると「ナナメ振りフオーム」の完成を願うしかない、となります。
実のところムキになったりしなければ、シーズン末の(ノーヒット投球が良い例で)問題なくできると思っています。
アレ、あの時のフオームでやってください。
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「来シーズンは、20勝ないし20勝に匹敵するピッチングをするだろう」
と言うのがぼくの予想でした。� 銑�で書いています。
これの成立を阻むものは故障だけ。で、ね、ここでWBC出場ときた。
「きたよー」。パチパチパチ。出てくれるのはうれしいのだが、
「怪我だけは、怪我だけは…」
のモードに入っているわけです。
実は、あのー、トミー・ジョンは(今のところ)2度が限度とされています。2度やると、肘に穴を空ける場所がないそうです。
な、わけだから、「怪我だけは、怪我だけは…」頼むよ翔平くん。
振り込んだ右手が真っ直ぐ下に向かったら
「ダメよ、ダメダメ」
と日本エレキテル連合になろうよね。
○大谷の(今年の投球術の)軌跡を追うには� 銑�を読んでください。
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