大谷の(今年の)投球術��
20勝へ、まっしぐら。
大谷の(今年の)投手成績、主なところをあげれば以下です。
登板数14、1勝1敗、
防御率2,87、
奪三振数62、投球回47
ポスト・シーズンにもちろん投げるのですが、シーズン成績はこれで決まり。では、よかったのか、悪かったのか、と言えば(リリーフ投手のせいもあり)モタモタ感はあるが、結果を冷静に見ればきわめて順調でした。
ぼくは今シーズン5勝を予測していたので、ハズレです。
少し説明。
ちょうどひと月、初登板を遅らせたこと。そしてドジャースのとても有能なリリーフ陣が勝星を2つグラウンドに置き忘れたことを合わせれば、
「ま、3勝と考えていいか」
とカウントできます。問題ないどころか、上に書いたように「きわめて順調」です。
○
成績を分解して言えば、
ノーヒット・ピッチが2回あったこと。この時は相手チームはお手上げで、
「おい、これは、違う世界の野球だぜ」
と声が出ていたようです。この勢いなら来年はノーノーをやりそう。強力なリリーフ様に頼らず、完投をすればです。
その様子は、投球イニングの1,4倍にあたる奪三振数に現れています。
47回投球は141アウト、そのうち約半分に近い62アウトが三振です。
この数字の凄さ。
絶好調時の江川卓を超え、さらに(年間)401三振の江夏豊も上回る数字です。もちろん長いイニングを投げれば数字は変化してくる。(流石にこうはいかない)が、今年は、このもの凄さでした。
○
球種を分解します。今年の球種は、今までのボールに合わせ「抜き球」が増えたと同じコラム「大谷の(今年の)投球術」�´△任�話ししています。では、全体でどんなラインナップなのか。
ストレート:163km出ています。
カーブ :以前からの縦横のカーブ。
スライダー :スウィパー、○光速スライダー
抜き球 :○縦に抜くスライダー、○シンカー気味の逆スラ
フォーク :スピリット
というような構成です。○印は新球です。細く分ければ、もっと分類する方法はあるのでしょうがあまり意味はないので8種類ほどとしておきましょう。
○
再起登板のはじめは、力で抑えに出て「抜き球」をテストすることができなかったのですが、徐々にすべての球が姿を見せてくれました。
中でも
「これは、スゴイ」
と思わせるのは、�仝�速スライダー。覚えている人はいるかなあ。魔球と呼ばれた、ヤクルトの伊藤智仁の光速スライダーがそのまま再現されている、と思ってください。(速度では上か)メジャーの打者(何人か)は、入ってきてビュンと切れる動きにハッと驚いて腰が引けていました。
スウィパーが(切れれば切れるほど)ボール気味になる、ことを考えると、ストライクを取る主力ボールになるのかもしれないね。
抜き球は、大谷に一気に幅を付けてくれました。
「ストレートを待って、打ちに出る」
打者の常套手段なのだが、速度差を持ち込むことで投手有利のカタチにすることができます。これが大きい。特に�▲轡鵐�ー気味に抜く逆スラは、チェンジアップ効果が大きくてストレート待ちには絶大な威力を発揮するでしょうね。
来る、踏み込む。ストン。えーと、みんな
「腰が抜けちゃう」
のです。バットを持って、カクンとします。
○
というようなすべてを見越し(たつもりで)、「20勝への道」を(大谷の投球術�△法暴颪い燭里任垢�、さあ、さあ、どうなるかと言えば、
「かなり有力だよ」
というのが、ぼくのいまの読み。
「ホントですか」
「はい、野球の話なら、ぼく、失敗しません」
心配事は(リリーフがこのままの状態なら)、無理くり完投を目指そうとして故障が出たりしないか、です。ただでさえパワーがありすぎてヒジが悲鳴を上げそうになるのが、大谷の投球。
なもんだから「抜き球」を生かして、省エネ投球を目指して欲しいと思うのです。
ノーラン・ライアンだって、通常巡航には省エネ投球をやっていたよ。だから、さあ(まさかですが)自爆しないように。
あなたなら、8分の力で十分です。はい、江川卓のマネをしましょう。
これが、今回の結論です。
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