大谷のツマ先。2
ーコーチの制止でわかることー
大谷は、オールスター明けで4試合連続ホームラン。これは、これは、
「やったー」
とも言えるし、とは言え1試合1本のホームランであとは三振連発という妙なバッテイング状態でもある(ことはある)。
「う〜ん、これでホントにいいのかな」
というなんだか狐につままれた、半信半疑の状態でもあるようです。では、実際のところは、どうなのか。おまけに、この先は、どうなるのか。それをなんとか明らかにしてみます。
7月21日、対ブリュワーズ戦(オールスター明け3戦目)、その第3打席に大谷は1ゴロを打ちました。
ここでキャスターの声が響きます。
―おーたに、一塁ゴロ、当たりは悪くない。
―おーたには、あーもう歩いています。走りません。
(手を広げ、止める一塁コーチに気がついて)
―これ、ベンチの指示ですね。約束でしょう。
(心配するチャットの声を見ながら)
―全力で盗塁を取っていますからね。足の状態はまったく問題はないでしょう。大丈夫ですよ。
という放送がありました。これでほぼ、ぼくには、はい、わかりました。
ごめんなさい。キャスター氏には悪いけど、少し惜しい、チップです。大谷は、
「走るには走れるけど、無理はよそうよ」
という状態だとぼくは、瞬時に理解です。
6月に一塁を踏み損なって右足を痛めてる、というのがまずはじまり。前回の原稿です。だから6月末から率が急降下、とつながります。
この時、ぼくが判断の目安にしたのが右足のツマ先。ミートして回転していく時に、ツマ先をやや多めに跳ね上げて足にかかる力を逃している、というのがぼくの目線レントゲンで見えました。
ピンポーン。
(これは、前からつながる)右足を痛めてる動きだろうと勝手ながら察したのですね。
案の定、ツマ先の上げは、打率急降下と連動。四週間で、3割以上だった打率が2割7分にまでいっちゃった。それがねぇ、オールスターを挟んで一週間たつと。
明けの第一打席にホームラン。お、おー、この時です。
ツマ先は、ほぼ半分くらいの跳ね上げ量に戻っていました。もともとがツマ先が上がるフォームなのですが、いちばん大きい四週間前の半分以下になっています。ベタ足まではいきません。グラウンドとシューズに、わずかな空きがあるくらいの浮き方。
「うーん、これはいける、これでいける」
と思いました。そして、くだんの3戦目。
―おーたには、あーもう歩いています。走りません。
というわけで、悪くはない、どちらかと言えば上り調子。連発は連発です。けれどまだ完璧ではないようで、連続マルチ・ヒットとまでは行きません。というのがいまの状態のようです。なもんですから
「ツマ先が降りてきた、先が見えてきた」
「ホームランだけなら4戦連発だし、あと少し」
「そう遠くないよ、マルチの当たり」
というくらいの調子と考えるとちょうど良いのかな。そうすると、きちんとすべて説明がつきます。
ここまできたら、一休み。
オーマイラブ、マイダーリン、アンゲット・フォー、ユー、ホ〜ムラン。ヒットもねぇ〜。(ホーム)ライチャース・ブラザースです。
できましたらオールスター前後のスイングをビフォー・アフターで見ていただければ、
「なるほどねぇ」
と気持ちよく理解できます。その上、この先もなにかとわかりやすくなります。
えー、「この先」を教える「ツマ先」でした。
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