アメリカがイラクを爆撃した。トランプが仕出かした、ということになるのですが、どうもこの背景が危うい気がする。
もちろんぼくは国際情報通でもないし、インテリジェンスでもない。だから大したウラ取りがあるわけではない。しかし、今度の爆撃が、トランプのきわめて私的な「思い入れ」から発生している気がして、あからさまにいえば
「こんな浅薄な決断に人類の未来が託されてたまるか」
という、いやーな気分がしている。
アメリカはB-2ステルス爆撃機でバンカー・バスターを14発ぶち込んだ。
「一度、やってみたいなあ」
ウズウズする、どうしてもやってみたい強力兵器の使用。ウズウズに現場からの誘い水、それに乗ってしまった、という限りではプーチンのウクライナ侵攻にそっくり。(ここでもふたりが似た人種であることがわかります)
「大統領、この方法なら当方の完全な勝利です」
大人の火遊びは、かくもはじまる。
(それに)今度の爆撃だって効果のほどはわからないじゃないか。
上の説はまだマシ。一応、戦略がらみだ。爆撃の半ば私物化の話です。
トランプはTACO理論で、Chicken(臆病者)、であることをバラされてしまった。
「なんだとー、この俺様がChickenだとー」
人は図星を刺されると、カッとくる。トランプは無茶苦茶カッときていた。バッチリ図星だからでしょうね。
「よーし、Chickenでないことを見せてやるしかないな」
となにかが起きるのを待っていた。
「ウクライナへの直接介入は…無理があるなあ」
(実は、体を張って戦争を止めるのはこっちの方だと思うよ)
「イスラエル×イラク紛争、ここだ、ここで目にもの見せてやる」
ここでステルスが飛ぶのだが、その理論的支えを探ってみれば、実に他愛がない。子供の理屈。
�‘圧,�Chicken(臆病者)隠し。核施設破壊は、私心の隠れ蓑。ヒー、ミー、ツ。
�▲ぅ薀�は報復できないぞ。しめしめ、長距離弾道ミサイルを持っていない。
��いま改良している移民政策を強めれば人的報復は防げる。911のことです。
この程度の浅薄な理論づけでステルス爆撃が敢行されたのです。(ぼくの考えですが)危ういでしょう。
イラクの報復爆撃に、(案の定、近場のイスラエル狙いで)
「十分に時間をくれたイラクに、礼を言おうじゃないか」
とタフを気取る様子にトランプ心理が見えてくる。天にものぼる、名セリフ(と本人は思っている)。
「ほーらChickenじゃない。タフな俺様なんだよ〜ウエルカム」
そーか、そーか、そーおーっかい。
トランプが想定している報復防止は(不穏な動きがあるのなら)
�.ぅ好薀爐凌佑魏�正移民法で入国禁止にする。水際作戦です。
��果ては、アメリカに入国しているイスラムの人を(金持ちを除く)国外追放にする。
「どーだ、よーく考えているだろう。バンス君、どうだね」
まさかの、「御意」の声。
「え、お前は東帝大か」
どーだもこーだも、あるものか。あまりにもカンタンすぎないか。子供だまし。トランプは歴史がわかってない。いまの損得しか頭に入ってない。ビジネス大統領。あー、頭が痛くなる。
あのねー、イスラムの人はあなたの爆撃を忘れたりしないよ。きょう明日のことじゃない。何十年先か、何百年先か、いつになるかわからないが報復をする。
「バンカー・バスターのお返しだよ。トランプに言ってくれ」
「えっ、トランプ。えーと、100年も前に死んでるよ」
ということになりかねない。
トランプは上げ底だ。
この風評がだんだん世界で定番になりつつある、という噂だ。その証拠、トランプが話しはじめると各国首脳が周りから引いていく、そうだ。半径数メートルに、ポッカリ空白ができる大統領。
「どーだ、よーく考えているだろう」と本人が言っても「少しも考えていない」上げ底の政治が次々とめくれ上がる。80メートル地下に潜るバンカー・バスターを、上げ底の8ミリ程度の思考で実行しようというのが、トランプ式。
すっかり蓋が開いて上げ底がのぞいている老大統領に、注意をする人間がいない。ここが前期トランプとの差なのだが、なんとここも上げ底で誰もいない。
歴史上の英雄はなぜ没落するのか。自分がオールマイティだと思うことからはじまる。トランプが英雄かどうかは大いに異論があるだろうが、2期目は
「オイラはオールマイティ」
だと再三主張するパフォーマンスからはじまった。あそこで誰か止めなきゃ。手遅れだよなあ。
アメリカという国自体が上げ底になっている(のかもしれない)。
ログインしてコメントを確認・投稿する