中居の反論がでた。これはねぇ「そりゃあもう大騒ぎ」ではあるんですが、同時に「あなた、これは、もう手遅れ」ですね。笑っちゃうほど。
時間の問題ではないのです、事実認定のところでどうしようもない「手遅れ」を生んでいます。
○
この種の事件では被害者側が事実を証明していくのですが、これが高いハードルになっています。ま、よく聞く話ですよね。ところがですね、時間が経過し次々とそれなりに事実認定されていく。第三者委員会がひとつゴールになっています。
ことがここまで進みそれに対抗するとなると、今度は中居側が事実を証明していく手順になっているんですね。
まさに逆転しています。
○
これは、難しいよ。
答えから言えば、中居側が手持ちの証拠はなにひとつないでしょう。戦うネタがない。手の打ちようがない。(言わば打ちっぱなしのゴルフ、なにも残っていない)。
だから第三者委員会に開示請求をして相手からネタを引き出そうとしているわけですね。これが中居側の全容です。
中居が訴訟でも起こさない限り第三者委員会はほぼ「無視に近い」態度を続けるでしょう。
(実は、それは隠し球を持っているからだとぼくは思っています)。訴訟を提起されても悠々、勝てる自信があるはずです。
○
どういう隠し球か。それは医師の診断だと思っています。
たとえば、女性が経験のない方だったとしよう、経験をさせられたら明らかな肉体的証拠は残るわけですよね。そうゆうレベルの証拠が存在しているのだと思います。露骨で申し訳ないが、主任弁護士の主張、(類推ながら)医師の余裕ある態度から想像できます。
「なぜ、それを言わないのか」
それは、女性への守秘義務があるからです。話にならないくらい事実関係は押さえ込まれている、と考えるべきでしょう。
○
「中居は守秘義務の解除を提案した」
笑っちゃうね、こういうのを「最後っ屁」って言うんだよね。話の流れ、交渉の流れでそういう話が出たことはあったかもしれない。だが、第三者委員会は複数の弁護士で面談に当たっているわけです。もし積極的提案だったら記載されないわけはない。記載しない、できない程度の提案だったのでしょう。
戦うためにはどうしても開示請求が必要な中居側の立ち位置から、「守秘義務にこだわらない」という姿勢をつくりたいために「解除を提案した」と言い出したのでしょう。
これが、まさに中居の話しか聞いていない弁護士が作文した公平さの怪しい主張になっているわけです。
○
与太が木から落ちたんだ。
「わー、痛ぇよー」
骨折かな。みんなで近所の医者に担いでいく。
「うーん、これは手遅れだ」
「先生、いま落ちてすぐ担いできたんですよ」
「うーん、落ちる前に連れて来い」
—落語「手遅れ医者」の下げです。
2
「坊や、こっちにおいで。さあ、手を出してごらん」
雪の中です。やさしそうなおじいさんが子供に声をかけました。ひろげた子供の手の中には、3つ4つのキャンデイがありました。
おじいさんは寒さですっかり冷えた子供のカラダを、一生懸命さすってくれました。
「あー、いいなあ。おじいさん、ありがとう」
少しずつあったまってきました。
どうしてこんなことになったのか。
中居のキャンデイを握りしめる人生が作り出したことのようです。
○
待っていれば必ずキャンデイが空からやってくる。
中居の人生は、そうカタチづくられて来たのではないのだろうか。自腹を切らない人生、世間的に言えばケチな身の処し方のはじまりはこんなことではなかったんだろうか。
「大丈夫、大丈夫。弁護士をつけますよ」
「相手にお金を支払いましょう。大丈夫、中居さんの分も用意しますよ」
「先々面倒を見る方法はこちらも考えていますよ」
待っていればキャンデイがやってくる。みんなそう言う。
「今度も、そうさ。きっと、そうさ」
そのはずだったものが
「なにも残っていない」
夜空に立つ52歳の自分しかいないことに気がついた。
○
「あー、なにかしないといけないなあ」
「おじいちゃん、キャンデイ、おくれよ」
「…………」
「おじいちゃん、どうして黙っているの」
しばらくしてジャニーおじいちゃんは、もういないことに気がついた。鏡を見るとやっと気がついた。真っ白い髪になっているジャニーおじいちゃんの生まれ変わりのような自分がいたことに。
「あー、そうか」
うなだれて、キャンディのもらえない残りの人生を考えてみた。
Hey ho, nobody home
Meat nor drink nor money have I none (Hey ho, nobody home)
Yet, shall we be merry (Hey ho, nobody home)
Hey ho, nobody home (Hey ho, nobody home)
( A 'Soalin'を歌う子供たちの声、遠去かる)
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