斎藤知事は、まさに「粘力」を出すんですね。ジュル、ジュル、ジュル。気持ち悪がっていてはいけない。なぜ、どこから「粘力」は出てくるのか。
そこ、そこを明らかにしないと兵庫騒動の正体は見えてこない。ですよ。
粘る力,「粘力」ですね。それにしてもただ闇雲に粘る人はいないわけで、なんらかの支えがあってはじめて粘るのです。強力な「粘力」が発生するには、それなりにわけがあります。
「ぼくは、がんばるぞ」
その心根の底に眠る(とぐろを巻くと言ってもいいのかなあ)、粘力の元を語らなければ、斎藤会見と同じで猿が剥くラッキョウ状態、なにも中身が見えてこないわけです・
○
議会で不信任が可決され、再選挙となった。すると斎藤元知事はひとり駅頭に立ったわけですね。
ただひとり襷掛けで立つ姿、テレビカメラは淡々ととらえています。さあ、ここなんですが、ほんとにひとりなんでしょうか。「孤独な戦いがはじまる」というナレーションがつくのですが、それ、実像なのでしょうか。
斎藤元知事の「粘力」は、選挙への強さの自信(票はあるぞ)がほぼ半分くらいの分量を占めています。出直し選挙の立ち上がり時でも、
「空っぽになるわけない。大丈夫やってみよう」
とこころの中で会話しています。顔はロボットでも、だいぶ独りよがりあるにしても計算はしています。
○
じゃ、じゃ、じゃあなんで「票のアテ」があるの。
まあ、誰でもこう思うわけ。にしてもどこにそんなものが、と思う人もいるでしょう。
斎藤元知事は、再選の第一声は長田で立ちました。元知事の育った家のある地元の須磨区ではなく、実は長田が彼の票田、これがいちばんの理由。そして、すべての答えです。
(あまりいい話じゃないと受け止められそうです。票田の話をしているのでそれ以上の意味はないのですよ)
元知事の父親はケミカルシューズの工場を須磨と長田で経営していた。やがてケミカルシューズの団体の役員になります。母方の実家も同じで、同じケミカルシューズの団体の理事長でした。隠れた地盤になっているのでしょう。
○
一般的な「誰が正統か」論では追いきれないところはここにあると思います。ちょいと一般論を逸脱してしまうところです。これは票田だけじゃなく、資金の支えもここにあると思っています。
斎藤元知事、ぽくぽく歩いて、子供の頃から乗り慣れている「御神輿」にヒョイと乗る。という人生を繰り返すんですね。本人は、なんにも考えていない。乗れば、次のステップを踏む。元知事にしてみれば、つまりこれが彼のオートマな人生なんです。
○
やがては「長田の星」、まわりは元知事をやがてそうなると育てていたんでしょうね。「当時の知事の名をとった」という元彦という命名の由来も、そうした様子をよく伝えています。それが、
「いつか知事になるんだ」になり、
「やっぱり知事になった」し、
「だからやめないよ」
という言わば「動く歩道ような思考」が続いているに過ぎないのですね。ア・プレオリ(先見的な)という言葉がありますが、ここまでの進展は彼にとってはア・プレオリな結果に過ぎないのです。
○
自分の置かれた立場を都合の良いア・プレオリ(先見的な)なものとして感じとる人、奇妙な楽天主義者というのがほぼあたりでしょう。その意味ではあまり頭をつかわない、かなり特殊な人ということになるのですね。
だから、なにがあっても「あ、そう」なのです。
総務省ではお荷物だったという情報が出ていますが、彼の頭の中ではもはや「意味のない話」になっている気がします。
○
人物論ではなく(事件としては)、立花と斎藤を繋いだもの、あるいは人がいるのか。これがいちばん深いところなんですが、単に偶然ではないことは明らかで、しかしそれを掴むのは難しい。
お金で追うのがいちばん確かなのだが、もちろん誰も名乗りはしないでしょう。斎藤サイドの「長田の星」養成システムが動かしているのだろうと思うのだが、見えない地下水道はやはり見えない。「警察が入れば」という意見はあると思う。ですが、公選法違反などまわりを掻くような捜査が進むだけで、終わっていくのでしょう。「いつものように」です。
警察のスキ間から答えが見えてきたら、ぼくの「長田の星」養成システムを思い出してください。あ、その時、副知事も仲間に参入しているはずです。
ログインしてコメントを確認・投稿する