ヤめられるんですね、岸田さん。いっとき火の玉になられたり(なり切れなかったり)した方ですね。
ぼくは、もう少し続けて欲しかったというのが実の気持ちです。あー、応援しているんじゃあないんですよ。この一年のどことなく「純情な総理ぶり」が面白くて、まだまだ楽しめそうな気がしたのですね。まだしっかり味の残っているスルメとか、ガムの感じですかね。
○
「次が見えてこないと岸田さんは延々、続くよ」
「見えたら、早い。あっという間」
と予言していたのだけど、さほど次の人の気配がないけれど何かあったか。ほぼ想像がつくけどこれも仕方ないことですね。
何をしようと支持率がビタッーと下に張り付いたまま上がってこない。これが一番。次いで岸田派がユルユルになってきて支えが効かなくなってきた、という順番かな。
○
その岸田さんの面白さは、「お前、ヒロシかー」にありました。
「男はつらいよ」の、前田吟が演じるあのヒロシらしさですね。純情一途なんだけど威力にかけるんだなあ。
「どうして威力がないのか」
そいつは簡単、カタいんだ。柔軟性に欠けるんだ。
○
わかりやすいのが政倫審、
「わたくしが率先して出ましょう」
ここまではいい、ここまでは。ところがだ、いざ本番で法律通りの答弁しかできない。
ここで失言のフリしてリークするようなタコだったらまだまだ持ったんだけど、
「ヒロシにはそれができない」
そうです、できないんです。カタいから。
こころが不器用なんだ。おおよそ芸がない。口元にグッと力が入り
「さあ、来るぞー」
と国民に期待されるも
「兄さん、それはいけません」
と(二階の兄さんに)あまりに通り一編のことしか言えない。みんな、ガクーッ。常識を覆す言わば「壊す芸」というのを持ち合わせていないんですね。
(手遅れでしょうが、二階の兄さんとは二階俊博さんのことですよ)
○
「壊す芸」とは場を壊す芸、凝り固まった現在を壊す芸です。
「壊す芸」の代表、福田赳夫(嫌いだけど)。
「生命は地球より重い」、人質交換の時、あっさり超法規的措置。
「天の声も時々、変な声になる」。
次は小泉純一郎、ほとんど個人の恨みだけど
「自民党をぶっ潰す」、
これも初当選時イジメられた官僚への恨みを込めて(これ真相です)
「郵政民営化」。
○
なかなか実直だけでは難しそうだね。芸がいるんだ。岸田文夫ことヒロシはやはりそこに気がついたのかなあ。なら、よろしい。
では、どうしたらよかったのか。
「ジャニーズに捜査の指示をする」
というようなようなスタンスを持つ大技が必要だった気がします。これが、純情一本槍の岸田総理の立ち位置を明快にし、助かる方法だったのではないだろうか。
○
岸田ヒロシ文夫総理はかくして退陣されるのですが、息子の満男にあたる長男・翔太郎氏さえ吉岡秀隆に似ている気がするから不思議だね。
のうのうと例の階段で横になりノビをされていたが、すぐ立候補するなんて大技はないでしょうね。
お願いしますよ。
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