阪神の日本一から今日で三日、ほぼ「ほめ言葉」が出そろいました。で、まあ、これを見るとほとんどナンジャラホイなんだなあ。大体、半分が人柄論、人情論で終始している。だから話にキレがない。
こんな様子では、ぼくの論旨になかなか近づけないね。分析にしっかりした柱がない。なにせ人柄論だからね。
昔、巨人のV9監督、川上哲治がある選手の打撃をほめていた。
「どこが、あの選手のいいとこでしょうか」
「うーん、あの選手は親孝行だから」
人情論的野球は行き着くとこうなってしまう。
と、からかってばかりいてもいけませんね。ま、野球は人間がやるのですから人間が思考のベースであって欲しいと言うのは変わりません。
前回もはじめに書いたけど「勝つ」というのは総合力の仕事で、ひとつの力で勝つのではない。技術もあれば、もちろん戦意もあるし、人情もある。監督の金一封、監督賞でさえ立派に「勝つ」要素なのだ。だがね大事なのは柱なんだ。柱があって、はじめて持続する戦力になる。
ぼくの分析した柱は、タイムリー打。この数値を掘り出せるかが鍵になる。そして得点圏打率で事実を例証した。
巨人との4分3厘の差、4番打者と7番打者というあからさまな比較。きっと今頃、阿部新監督にデータが届いている頃ですよ。いや待てよ、シーズン中に出ていたかな。もはや手の内ようがなかった、というあたりかな。
では、どうやってリーグ1位の得点圏打率を可能にしたのか。ぼくは、サイン読み、サイン盗みに関わる秘密がある、と予想したのだが確証らしき「アレ」が出てきた、どうやら当たりらしい。岡田阪神はなぜ強かった番組の端の端にひっそり出てきた。(もしかしたら大っぴらにしたくないのかな)
動作解析システム「ホークアイ」、これがその名前。ホークアイと言うのですから、鷹の目のこと。地上を鷹から逃れようと必死に走るウサギ、それを冷酷に追う目。逃亡と攻撃の刹那を分解しようと言うのですね。。
鷹の目にあたる8台のカメラで投球、スイングを捉えコンピュータで一瞬で画像解析する。投球で言えば、投手の手を離れた瞬間から軌道を捉え速度、回転数、つまり球種とキレまで当てる。これを詰めると、ボールの出る位置から瞬間に球種を読むことさえ可能になる。バッテングマシーンと連動すれば、球種を再現して打ち込むことさえできそうだ。
「近本の振りを見てると、ボール(球種)が分かっているんじゃないか、と思えるような振り。低めをスパッと振り抜く。球種が読めてないと、あそこまで振れないよ」
と昨日のコメントに書いたのですが、ほーら当たっているでしょう。ぼくの上々の得点圏打率ならでは視点です。
投手の視点からは、例えば変化球のミートの瞬間まで確かめることができます。ごくわずかなポイントのずらしで、芯を食った打球をどれだけ減らせるかが再現できます。
この動作解析システム「ホークアイ」、大リーグでは普通で、日本ではヤクルトが採用しているだけ。まだまだ先んずる利がありそうですね。
岡田監督、学生時代(北陽高校→早稲田)からオカマ疑惑に悩まされた人でね、これは安倍譲治の「塀の中の懲りない面々」がはじまりで(疑惑ではないぞという)本物説を乗り越え、ジャニーズ騒動の年にこの大当たり。なんだかこれも面白いね。秘密のバットを出したのかね。
先行きですが、これは巨人の動向です。
必要なことなら、費用は度外視して必ず導入するでしょう。オペレーション体制とともにうまく稼働すれば、ノウハウは平準化され阪神の利点はぼやけ、横並びになると言うわけですが、さてさてどうなるか。キャンプ中にそこそこ見えてくるのでしょうね。
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