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2018年01月08日23:52

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自然科学之雑談帖(その45)―日本産の蟻、米国で猛威

先達て日本産のマメコガネが、米国で害虫として猛威を奮っているとの話題を取り上げました。その他の虫も、米国で猛威を奮っているとの事。しかも食性を変化させて、との事でありまして。そんな事もあるんですねえ。

<引用開始>

日本アリ、米国で在来種追いやる 船で19世紀に侵入

日本に広く生息するアリが船で米国に渡り、日本にいた時と違うえさを食べて在来種を追いやっているとする調査結果を、琉球大学など日米の研究チームが英科学誌に発表した。「外来種は予測できない大きな影響を侵入地の生態系に与えうる」と警告している。このアリは日本などアジアに広く生息する、体長約5ミリのオオハリアリ。森の朽ち木などにいてほとんどシロアリだけを食べる。ふだん目にすることは少ないが、昨年日本国内で初確認されたヒアリのように毒針を持つ。米国には日本などの船から19世紀に侵入、生息域を広げたと考えられている。

チームは米国では何を食べているのかを調べた。野外調査に加え、日米にいるオオハリアリの体内の放射性物質の量を調べた。えさとなる昆虫から検出される放射性物質からオオハリアリの食性がわかる。調査から、米国のオオハリアリはシロアリだけでなく、ほかの昆虫や節足動物を食べていた。さらに米国では在来種のアリが減っていた。食べるえさをほかの虫に広げたことで生存競争に勝ち、在来種を追いやっているという。

チームの辻和希・琉球大教授は「生物は新しい環境で急速に性質を変化させることがある。必要なく外来生物を野に放つのは控えるべきだ」という。

<引用終了>

出典Web:https://www.asahi.com/articles/ASL136HPML13ULBJ00B.html?iref=comtop_list_sci_n03

日本でもブラックバスやブルーギル、ミシシッピアカミミガメ(アマゾンのミドリガメ、なんて名前でお祭りの露店で良く売っていましたね)、等の外来種が、最近話題の「池の水全部抜きます」と題するテレビ番組で大量に捕獲されますが、攻守所を変えるとこんな事も。
さいぜい生物的環境汚染に、与しない様心掛けたいと思います。

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