「
ダリ展」@国立新美術館
シュルレアリスムと言ったら“誰”を思い出す?それはこの人、“ダリ”。(オヤジギャグです)
個性的な作風は一度見たら脳裏から離れない。
スペイン・アメリカの美術館等の協力を得て催された大規模なダリの回顧展。
この規模は初めてだというのでいい機会だから行ってみた。
(そりゃ、スペインやアメリカの美術館もいいでしょうけど、中々…ね。)
入場規制されているかと不安もよぎったが、それほどではなかった。
どこを見ても「ダリ」という絵画も多くならび見応えは十分。
現実と幻想を行ったり来たりは、分かりそうで分からない不思議な感覚を覚える。
フランスパンのエッチな題名にはダリの人となりが見て取れる。
この間見た『ソーセージ・パーティー』と変わらないレベルじゃないか。(笑)
《カダケスの4人の漁師の妻たち、あるいは太陽》
一体どこに4人がいるのか探してしまった。(結局よくわからない)
ダリは絵描きの友達は少なかったようだが、他のジャンルのアーティストとは交流が割とあったようで、コラボ企画のビデオグラムが4点上映されている。
1点目ブニュエルの
『アンダルシアの犬』は昔LDで観ているからパス。
(余談だが、初ブルーレイ化されるようだ。マスターがどこまでブラッシュアップされているのか気になるところ。15分で4千円だぞ。)
2点目同じブニュエルの
『黄金時代』もスルー。
(これもLDを所有していたはずだが…。)
3点目、ヒッチコック
『白い恐怖』の幻想シーン。
映画自体をキチンと見てない(かもしれない)ので、全編通して見てみたかったが、さすがに無理か。(笑)
この作品はパブリック・ドメインのためか、優秀なマスターを使ったソフトが出てない。
最近になりようやく定本「ヒッチコック映画術」を購入し、ヒッチコック作品をキチンと見直してみたいと考えているので、初期作品はどこかがまともなマスターを作ってくれないだろうか?
4点目。
ディズニーの短編
『デスティーノ』
ダリとブニュエルやヒッチコックのコラボは想像がつくがディズニーとも組んでいたのは意外。
短編ということもあって、全部上映していたが、『ファンタジア ダイヤモンド・コレクション&ファンタジア2000 ブルーレイ・セット』に収録されていた。
くそう5年前に購入していたのになぁ。(苦笑)
Walt Disney's & Salvador Dali - Destino 2003 (HD 1080p)
かなり幅広く集められただけあり、珍しいものも散見された。
ダリの描く「不思議の国のアリス」は、まさしくドンピシャな題材じゃなかろうか。
最後の方で、広島・長崎の原爆にショックを受けたという一連の作品が並ぶ。
なんとなく黒澤明の『夢』を思い出してしまった。
多かれ少なかれ表現者は似た方向に進むのだろうか。
唯一、撮影自由の「メイ・ウェストの部屋」
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