mixiユーザー(id:11939455)

2015年09月09日01:40

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『クーデター』

クーデター

 冒頭のインパクトに掴まれたら、あとは最後まで一気に続くノンストップアクションのサバイバル劇。
まるで米ドラマ『24』みたいだと思っていたら、主人公の名前が<ジャック>だというのに笑う

 東南アジアの某国で起きたクーデターに巻き込まれたジャック一家の災難を描く。
某国に到着早々「外国人をぶっ殺せ」という物騒な騒動が巻き起こる。
国名は明記してないが、隣国の名前は登場するから想像はつくかも。
その隣国と米国の関係性が絶妙なさじ加減となって効いてくる。

 ほとんど説明もないままにどんどん話(というかアクション)が進み、観客はひたすら頑張るジャック父ちゃん(オーウェン・ウィルソン)を応援(駄洒落じゃないw)するのだが、割って入るのが事情を知っていそうなハモンド(ピアース・ブロスナン)。さすが007で鳴らしただけあり、アクションはお手の物。

 手持ちカメラの臨場感に、言葉も通じず土地勘もない国を、足手まといな女子供をつれての逃走劇はスリリング感満点。
知恵を絞ってピンチを打開するのはビジネスにも通じる話で、どうして前の仕事でしくじったのか首をかしげる。いや、その失敗で学んだのか。(笑)

 いくらなんでもあり得ないアクション・シーンのオンパレードには、いささか失笑気味にもなったが、米国産娯楽映画だからこれくらいじゃないと説得力がないのだろう。

 ストーリー上で一番の見所は、外国人が「なぜ狙われるのか」であろう。その理由に潜む現実性をあながちフィクションと一笑に付すわけにもいくまい。

フォト


 ところで、都内ではわずか3館の上映。
…にもかかわらず、平日夕方とはいえガラガラだったのだが…。冷や汗

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