『
ムカデ人間3』
本気とも冗談とも取れない人間ムカデ化計画であっと言わせた人気シリーズの第3弾。
前回の終わりからどうやって<つなぐ>のかと思ったら、こういう流れなのか…。
アメリカに限らず、刑務所の運営維持は悩ましい問題なのだろう。
特に凶悪度の高い受刑者に税金使ってただ飯食わせて、夜露をしのいでやり、オマケに医療も完備というのは、真面目にコツコツ働きながら爪に火を点す想いで生計を立てている庶民からしたらむかっ腹が立つのも当然。
そんな凶悪犯を収容する“ジョージ・ブッシュ刑務所”の所長ビル・ボスと助手のドワイトは一計を案じて、経費節減を図ることにする。
もっとも所長にとっては経費云々よりも、自分の趣味嗜好の発散の場としか思えないが…。(苦笑)
いくらなんでも他に手段はありそう…と、相当無理な計画に思えるが、それを言うのは野暮。(笑)
ただ、『ムカデ人間』シリーズと銘打っている時点で、数珠つなぎになるのは明白。
チラシやポスターにも堂々と描かれているし、長い<ムカデ人間>描写自体はサプライズじゃないからもっと早く見せればいいと思った。
そこから始まる展開にこそ期待を膨らませていたのだが、そこに至るまでが長くてあくびが出る。
もっとも、このシリーズにしては社会批判は持たせているように思う。
自由の国アメリカで個人の自由が奪われるという発想は皮肉である。
B級ポルノのようなお笑い要素は必要だったのかとは思うが…。
(嫌いではないけど、本シリーズに合っているのだろうか?)
ファンサービスと考えたのか、1作目と2作目の主要キャストが再登場する。
「あの続きでどうやって?」といぶかしむが、ストーリー上はさして必然性がないので、扱いに戸惑う印象も…。(セルフ・パロディなのか?)
特に所長役のディーター・ラーザーの大仰でテンション高いだけの芝居は、時にうっとしくもあった。
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オリンピックのあれがガラガラポンになったので、小生もひとつ…。
どこからもパクってないですよ。www
え?意味不明?
ひらめきが大切!ww
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