『
ジョン・ウィック』
キアヌ・リーヴス、久々に当たり役か?
早くも続編決定という事実がそれを裏付けるかのようだ。
全てを失った男ジョン・ウィックが復讐のためにNYのロシアンマフィアに牙をむく。
本作で伝説の殺し屋<ジョン・ウィック>を演じるキアヌ。
マフィアものとしては珍しい話ではないが、
見どころはアクションだろう。
『リベリオン』のガン=カタを意識したかのだろうか、
新銃術ガン・フー(ガン+カンフー)のスタイリッシュなガンアクションがキアヌを再びアクション界のメインストリームに引き上げる。
ソ連崩壊以降、ハリウッド映画の悪玉役から外されてきた大国ロシアだが、近年クローズアップされてきたのも娯楽作品としてはスケール感があってよい。
「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」と言ったのはフィリップ・マーロウのセリフだが、まさにそういった男の世界が描かれる。
監督はキアヌ出演の『マトリックス』で新アクションを見せたチャド・スタエルスキ。
監督デビューとなる作品の主演にキアヌを選んだのは、それだけ魅了されているのだろうか。
再び息の合ったところを感じさせる。
元は仲間だったが全てを奪った相手一味をキアヌと共にボコリに行くって筋運びはあまり『マトリックス』になぞらえて深読みしない方がいいのかな?(笑)
共演はウィレム・デフォー、ミカエル・ニクヴィスト(ミレニアム・シリーズ)など渋い面々が支える。
大事な“相棒”となるカワイイやつは今後シリーズのポイントになるのかもしれない。
作品世界にはまだ謎が隠されているようだが、それらは続編で明らかになるのだろう。
近年、あまりいい話題がなく、しょんぼりした姿がパパラッチされていた彼にとっても起死回生となるアクション映画。
まずは<ガン・フー>を体感すべし!
10月公開(笑)
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