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2015年02月11日23:39

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パート21


            ゴダールパゾリーニ覚書3

  私の記憶が正しければ、、、 『アラビアンナイト』
  一目惚れ → 同性愛と異性愛の話 → 少年、眠り薬を飲ませられる。 → 女、奴隷市場へ(元の場所に引き戻される?) → 少年、道端で眠る → 女、売られる、そして奴隷商人を騙して、宮殿へ。王となる。 → 少年、籠で眠る。 → 少年、物語を聴かせられる。 → 眠っていた女性、絵を描く。 → 馬に乗る青年、泣いている青年の持っている絵を見て話を聞く。 →  彼が好きな女性と、彼をケアして愛する女性の話 → 馬に乗ってきた青年と泣いていた青年、絵を描いた女性の家へ。 家のインテリア代えをする。 → 大工の青年の数奇な運命:地下にいる女性、身体を切断される。 →  大工の青年、遠い場所でチンパンジーになる。 → 船で、チベットらしき場所へ行き、ミステリアスな女性から元の姿に戻してもらう。 → インテリア代えの家で、馬に乗っていた青年、もうひとりの大工の青年の話を聞く。 → チベットらしき場所 → 船が島にぶつかり大破。夢遊病者の青年、島の頂上にある神像を射る。島が沈む。青年、別の島に泳いで着く。浜辺の上にあるドアから地下へ。青年、地下にいる少年と大はしゃぎ。青年、夢遊病となり少年を刺す。 青年、チベットらしき場所に戻り、英雄の行進を受けるが、その場所を去る。 → インテリア代えの家で、2人の大工の話は終わる。 → 家のインテリア、完成。馬に乗っていた青年、外で隠れている。絵を描いた女性が帰ってくる。青年と女性は結ばれる。 → ○○○ → 少年はライオンの導きで、宮殿へ。 → 少年と、王に化けていた女性は結ばれる。
  どこかのシークエンスで、女性主人公を連れ戻した男性と、その屋敷から女性を連れ出し奴隷商人に売った男性は、宮殿のパーリーで米に手を出して、張り付けにあう。主人公の少年もまた、米に手を出すが、王に化けた女性の言いつけにより助けられる。
  ストーリーというプロセスにおいて、ベッドタイムストーリーの寓話は始まり、探しものはなんですか?愛ですか?とばかりに入れ子軸。このストラクチャーは『ソドムの市』でも表される。
   共同体社会の知の永続を断とうとしたり種の断絶を試みるふとどき者パゾリーニであるが、こうした無法者な姿勢、スパゲッティウェスタンが生まれたお国柄なだけあって、国土的なものなのかもしれない。んなわけがない。伊太利亜人は家族を愛する者である。左翼も右翼も敵にまわす彼のスキャンダリズムは、イズムを嫌い、ただただ自然にあろうとすることを尊ぶ姿勢に貫かれている。未来主義はファシズムを導いたことミステイクだったはずなものの、ホントのところはね、機械のもたらす運動性と群集が生み出す複数性にのみこまれること、愛、それをパゾリーニは夢見ていたのかもしれない。



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