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2023年04月04日00:15

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新・雑誌之雑談帖(その2)ーレコード芸術誌の休刊

昨晩から何処のテレビ局でも、音楽家の坂本龍一氏の訃報が流れて居りまして。ファンも多かった様ですが、わたくしにとりましては、坂本氏の音楽は、何も心動かされる事がなく、要は門外漢であり縁無き衆生という訳で。寧ろそのええかっこしい、としか思えない(故大江何某と同類)社会的発言とやらの、左翼的バイアスが大嫌いで。

嘗てこの御仁は、『たかが電気』と言い放ちましたが、恐らくは人生の最終段階では、そのたかが電気で動く、ECMOなり人工心肺を使用していたのでは。「たかが電気で動くECMOや人工心肺なんぞで、露命を繋ぎたいとは思わない」くらいの事を言い放った、というのであれば、それはそれで終始一貫しているなあ、と思う所ですがね。

そんな事より、遅い時間になってyahooのニュースを見ると、レコード芸術誌の休刊のニュースが。おやまあ。

<引用開始>

1952年創刊、クラシック評論の専門誌「レコード芸術」が7月号で休刊

音楽之友社は3日、クラシック・レコード評論の専門誌として中心的な存在だった月刊誌「レコード芸術」を、6月20日発売の7月号で休刊すると発表した。同誌は1952年3月に創刊。近年、発行部数はピーク時より数万部少ない10万部まで減少していた。休刊理由について、同社は「当該雑誌を取り巻く大きな状況変化、用紙など原材料費の高騰等の要因」と説明している。

 クラシック音楽界で中心的な役割を果たしてきた同誌の突然の休刊発表に、音楽関係者からは困惑と反対の声が上がっている。音楽評論家の沼野雄司さんは、「クラシック音楽を愛好する人にとって最も信頼し得る媒体であり、70年以上にわたって我が国の音楽文化を支えてきた存在」として、存続を求める署名活動を数人連名でオンライン上で開始。「この雑誌が消滅したら、2023年は日本の音楽文化の核のひとつが崩壊した年として、後世に記憶されるだろう」としている。

<引用終了>

出典web:https://www.yomiuri.co.jp/culture/music/20230403-OYT1T50170/

嘗てはかく申すわたくしも、毎月購入していましたが、昨年の7月号を購入して此の方、購入するのを止めて仕舞いました。一つには記事の魅力が色褪せて仕舞った事、もう一つは置いておくスペースとお金の問題。まあ新しいものを売り込まなければ商売にならない、のは百も承知ですが、わたくしの大嫌いなHIP系の演奏をこれでもかこれでもか、と押し付けられてはねえ。再発盤も新譜も(国内盤ベースでは)めっきり減り、雑誌自体もすっかり薄くなって仕舞って。
出版社と雖も商売ですから、売れない物を出し続ける訳にはいかないでしょう。嘗て無敵を誇った漫画雑誌でも、つい最近では講談社から出ていた、イブニング誌も休刊になって仕舞いましたし、残念ではあり淋しい気もしますが、止むを得ないでしょうね。

しかしレコード芸術が休刊となると、他の音楽の友社からの雑誌の命運はどうなりましょうか。些か心配ではあります。

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