立て続けに一つ、硬化なネタを。無駄知識っぽいようにも見えますが、あくまでも硬化なネタです。
今から55年以上前の1963年に、我が国初の高速道路である名神高速道路が栗東(りっとう)IC〜尼崎IC間で開業し、それに乗じる形でマイカーブームの幕開けとなりました。そうです。今年は高速道路元年でもあり、マイカー普及元年でもあると言えます。
1963年というと折りしも高度経済成長期の真っ只中といえた時期で、この年に初の国産アニメ番組の放映が開始され、NHKの看板である大河ドラマシリーズの放映も開始されました。
この55年間の間に、日本の至る所に高速道路網が整備され、マイカーもどこの世帯にも必ず見かけるようになりました。が、その所為(せい)で公共の精神がむしばまれ(これは人間性の退廃にもつながっているようにも見えてきます)、違法駐車や飲酒運転といった弊害も多発したりと、碌なことがないように思えてなりません。
また、マイカー普及のことをモータリゼーションとも言う場合がありますが、そのせいで各地のローカル線区が廃止に追い込まれたりするという事例があとを絶ちません。
そもそも、このような事象があったりするのも資本主義体制というのが背景にあるものと見ています。この場合は「欧米的合理主義」の影響でこのような事象になったものと見ている人も少なからずいるものと思われます。
このようなときだからこそ「脱マイカー主義」を掲げ、公共交通をもっと重きに置くべき時期が来ている筈(はず)だと思えてなりません。
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