mixiユーザー(id:25722248)

2021年09月21日13:17

29 view

会津発「什の掟」

 ここで一つ、ネタを。

 2005年(平成17年)の秋あたりから発刊し、今でもベストセラーとしての地位を不動のものとしている著書「国家の品格」(藤原正彦著・新潮社刊)にて、このようなことが紹介されています。古(いにしえ)の時代の会津地方にて武士道の源泉として広まっていた「什(じゅう)の掟」です。これは会津の藩校・日新館に入学する際に叩き込まれたもので、現代で言う校則に該当します。
 その概要を下記に箇条書きしますと・・・


一つ、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二つ、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三つ、虚言を言うことはなりませぬ
四つ、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
五つ、弱い者をいじめてはなりませぬ
六つ、戸外で物を食べてはなりませぬ
 (現代でいう買い食い、特に学生の身分の間は禁止となっている例あり)
七つ、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ

 ならぬことはならぬものです

 
 と言う風になっています。
武士道精神にとにかく深く帰依している藤原教授としても非常に納得していますが、流石に七つ目は藤原教授としても「ちょっとそれはないでしょ」です。
あらかじめ、このように武士の子供たちにこれらの決まりごとを叩き込ませることで、健全なる侍として育つようにしていたのです。

 
 即ち、武士の辞書に「論理」という語句は存在しないと言うことです。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する