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2021年01月26日23:59

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経済之雑談帖(その89)―亀屋万年堂、買収される

今は昔、現ソフトバンク・ホークス会長の王さんが現役時代、大正製薬のリポビタンD(当時は後の『ファイト一発!」ではなくて『ファイトで行こう!』がキャッチフレーズでしたが))と共にTVCMに出演していたのが、亀屋万年堂でありました。
わたくしの母親の実家は自由が丘で商売をして居りましたが、「王選手のCMが流れる前は、町の小さな御菓子屋さんだったんだよ」と、良く申して居りまして。この亀屋万年堂の『ナボナ』は、王選手のCMも御蔭もありまして、嘗ては東京土産の定番の一つでありました。時代は流れてその亀屋万年堂が、シャトレーゼに買収される事になったそうで。

<引用開始>

シャトレーゼ、亀屋万年堂を買収 和菓子FC展開へ

総合菓子メーカーのシャトレーゼホールディングス(HD、甲府市)は、「ナボナ」で知られる老舗菓子メーカー、亀屋万年堂(東京・目黒)を買収した。同社と生産会社の亀屋万年堂製菓(同)の全株式をシャトレーゼグループが15日付で取得し、子会社とした。知名度度の高い和菓子ブランドを取得し、和菓子分野でも攻勢をかける。買収金額は明らかにしていない。

シャトレーゼHD傘下のシャトレーゼ(甲府市)が展開する手ごろな和菓子と、亀屋の贈答用和菓子の品ぞろえを融合した新しい「亀屋万年堂」の店舗を2021年度中に山梨県内に出店する。亀屋は現在、東京や神奈川に直営29店舗を持つ。山梨の新店舗をモデル店として、21年度以降に全国でフランチャイズ展開を進める計画という。

亀屋が横浜に持つ工場はシャトレーゼの洋菓子製造にも活用する。シャトレーゼは高価格帯の新ブランド洋菓子店「ヤツドキ」など都市部での展開を強化しており、東京や周辺でも製造当日に店頭に商品が並ぶ体制を整える。亀屋はシャトレーゼグループとともに原料を調達することで、コスト削減にもつながるという。亀屋万年堂の社長は同社創業家の引地大介氏が続投する。亀屋と生産会社の計300人ほどの従業員はすべて維持する。

シャトレーゼHDは1954年創業で、菓子のほか、ワイナリーやホテル、ゴルフ場などを経営しており、20年3月期の連結売上高は732億円。菓子店を国内に556店舗、海外は8カ国・地域に90店舗を展開している。シャトレーゼHDの斉藤寛会長は「亀屋万年堂のブランドは大きな魅力になる。日本中に和菓子の専門ブランドを展開していきたい」と話している。

亀屋万年堂は1938年創業。63年に発売した「ナボナ」のヒットもあり、90年代には約70店舗を構えていたが現在は縮小し、直近の売上高は数十億円とみられる。引地社長は「シャトレーゼの商品力・製造ノウハウを生かしながら亀屋万年堂の菓子をもっと魅力的にしていく」とコメントしている。

<引用終了>

出典Web:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB22C250S1A120C2000000/?n_cid=SPTMG002

昔馴染みの会社が買収の対象になるのは、ちょっと寂しい気がしないでもありませんが、御菓子の世界も結構栄枯盛衰が激しくて。嘗ては良くCMを流していた、狸の形のお饅頭の「ポンポコ」を製造していたロバ製菓も潰れ、嘗てわたくしが住んでいた大分で、絶大な人気を誇っていた「ざびえる」の製造会社も潰れ、何れも関係者が別の会社を立てて、商品名を変えたりしながら継続販売している様です。今後とも亀屋万年堂の御菓子が、持続して販売される事を願いたいものです。

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