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2019年07月31日23:55

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新譜之雑談帖(その586)―ブルックナー第五交響曲オルガン編曲版

記憶が正しければ今から20年ほど前、ブルックナーの第四交響曲のオルガン編曲版、という音盤が発売された事がありました。当時ちょっとした話題となり、編曲者でもあるオルガニストのシュメグナーも、来日公演があったか、と。わたくしもこの音盤を買って、編曲の妙に大いに感心したものです。
その後別のオルガニストの手による、第八交響曲のオルガン編曲版も出ました。が、こちらは左程面白くなかった様に記憶して居ります。その後第三交響曲もオルガン編曲版が出ましたが、こちらは購入していないので何とも。

さてそんなブルックナーの交響曲オルガン編曲版として、この度第五交響曲の音盤が発売される、との告知が。この音盤の売りは、ブルックナーに縁の深いザンクト・フロリアン修道院のオルガン(現在ではブルックナー・オルガンという名称で呼ばれているそうで)での演奏、という点。そしてオルガニストが実際に、このザンクト・フロリアン修道院のオルガニストを務めていた経歴の持ち主、である点。オルガニストの経歴はこちらに置いておくとしても、実際にブルックナーが演奏したザンクト・フロリアン修道院の音を聴ける、というのはわたくしの様な鶏肋党に取りまして、大いに心惹かれるものが。

録音も2018年の物だそうですから、SP時代の復刻盤を聴く様な、ある種の隔靴掻痒の思いを感じさせられる事はまずなさそう。後は編曲版の出来でありますね。さあて、どのような仕上がりなのか、ちょっと興味を掻き立てられる所ではあります。
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