mixiユーザー(id:5087127)

2019年03月27日23:57

155 view

ローカルニュース之雑談帖(その247)―邪魔物扱いされる蒸気機関車

旧国鉄から蒸気機関車が(営業用の、という意味で)姿を消したのが昭和50年。ざっと40年以上の歳月が流れ、実際に煙を吐きつつ日々奮闘していた姿を、リアル・タイムで記憶している人々も今や少数派になるのか、と思います。
そうした事もあってか、これまで保存されてその雄姿を後世に伝えて来た蒸気機関車も、色々な問題が生じて邪魔物扱いされつつある様で。何だかなあ。

<引用開始>

中山平温泉駅前のSL劣化 住民が撤去要求 車体内部にアスベスト

宮城県大崎市鳴子温泉のJR陸羽東線中山平温泉駅前にある蒸気機関車(SL)が長年、雨や雪にさらされ、激しく劣化している。内部にアスベスト(石綿)が使われており、住民側は撤去を求めている。管理責任がある市は近く、所有者のJR東日本と協議に入る方針。

市鳴子総合支所などによると、SLは1944年製「C58形」。東北各地を走り、73年に廃車となった。旧国鉄は翌74年、旧鳴子町と無償貸与契約を結んだ。中山平温泉観光協会は年30万円で維持管理を委託され、数年に一度、ペンキを塗り直すなどしてきた。97年ごろから予算が付かなくなり、放置された。解体するにも多額の費用がかかるため、棚上げされてきた。

現在は、内部にアスベストが使われているシリンダー部分も腐食が進む。同協会の加藤素行会長は「住民や観光客が訪れる場所。危険な状態なら、すぐに撤去してほしい」と要望する。市内には陸羽東線西古川駅近くの公園、岩出山地区の城山公園にもSLがあり、同様に老朽化が進んでいる。市は「JR側と打ち合わせ日程を調整している。安全性を確認し、保存や解体の方向性を決める」と話す。

<引用終了>

出典Web:https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190326_13010.html

嘗て石綿は、断熱材として非常に重宝されたものでしたが、発癌性があるという事で一転目の敵に。時代の流れでそれはやむを得ないものの、予算が付けられなくなり、傷んで来たから撤去しろ、とは些か虫の良い話ではないか、と。
まあ色々な事情もありましょうから、部外者がどうのこうの云う筋合いの物ではない、かもしれませんが、蒸気機関車に心あれば、「コンナ思イヲスルナラ、廃車ニナッタ折ニ、仲間トトモニスクラップニサレテシマッタ方ガ増シダッタ」と、悲嘆の涙にくれているかも知れません。嗚呼……、
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する