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2019年03月17日23:20

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経済之雑談帖(その58)―ドイツ銀行、コメルツ銀行と統合交渉へ

わたくしが嘗て飯のタネににしていた株屋で、外国物の決済の担当(事務)をしていた事がありました。ちょうどバブルの時代で、それまで大した量の取引をしていなかったのが、急激に取り扱い量が増え、それに伴い色々な決済トラブルを持ち込まれ、酷い目にあいました。

ある時、多額の資金決済トラブルが発生し、尻を持って来られて往生しましたが、その時の相手方がドイツ銀行。先方の確認不足もあったので、其処を突いて何とか遅延損害金を払わずに済みましたが、兎に角横柄な口のききかたに―お前らが悪い、の一点張りで―甚だむかついた記憶が。もう30年以上も昔の事なのに、今思い出しても腹が立って来るほど。ドイツの銀行では(当時)一番規模が大きく、それだけに随分威張っていましたねえ。

そのドイツ銀行が経営難にあえぎ、同業のコメルツ銀行との統合交渉に入ったとか。ううむ、隔世の感がありますねえ。

<引用開始>

ドイツ銀、統合交渉を正式発表 コメルツ銀と

経営再建中のドイツ銀行は17日、同じ独大手のコメルツ銀行と統合交渉を進めていく方針を正式発表した。すでに両行は統合に向けた事前協議を進めているもようで、今後、最終判断に向けた交渉を加速させていく。統合が実現すれば欧州第3位の銀行グループが誕生するが、大規模なリストラを懸念する労働組合などが反対している。ドイツ銀は同日発表した声明文で「コメルツ銀との協議を進めていることを認める」とした。これまでドイツ銀は単独再建を目指してきたが、収益力の回復がなかなか進まないなか、政府の後押しを受けて統合にカジを切ることにした。

ドイツ政府は経済の成長には力強い銀行部門が不可欠とみている。政府はコメルツ銀行の株式を15%保有しており、両行の統合によって競争力を高めたい考えだ。

<引用終了>

出典Web:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42583380X10C19A3FF8000/?nf=1

天網恢恢疎にして漏らさず、とは思いませんが(わたくしが碌を食んでいた株屋は、社長が泣いて潰れましたが)、平家物語の冒頭を思い出さずにはいられませんねえ。
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