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2019年03月09日23:43

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新譜之雑談帖(その551)―ナタン・ミルシテインDG録音全集(5CD)

ナタン・ミルシテインは、世界的な名声を誇りながら、来日の機会を得なかったヴァイオリニストでありました。わたくしは余りヴァイオリニストの事については明るくないのですが、彼の全盛当時、当時の音楽評論家諸氏の間では、余り評判が高くなかった様な。

そのミルシテインが、DGに録音した全録音を纏めたセットが発売になるとの告知が。ミルシテインのヴァイオリンの音色が御贔屓であり、また全録音集成、と言った謳い文句にからきし弱い音盤道楽ぢぢいのわたくし。やや、これはと一瞬道楽心を大いに刺激されたのでありますが、よく見るとCD5枚組の録音中4枚までは既に蔵している有様。危ない所(何が)でありました。

DGからは同時にシェロモ・ミンツ、ギル・シャハムと云ったヴァイオリニストの全録音集も発売される、との事。わたくしにとってこの二人は、関心の薄いヴァイオリニストでありますので、道楽心をそそられる事もないのですが、DGは指揮者に止まらず、色々な演奏家の録音集成を出す方針を固めたんですかね。こうした全録音集成は、有難いと言えば有難いのですが(御贔屓の演奏家の録音については)、相当数ダブり盤が生じるのも悩みのタネ。

そうした全録音集成でないと、入手が出来ない録音が含まれていたりすると、大いに煩悶する事に(大袈裟)。既に幾多のダブり盤を抱えているオバカのわたくし、としましては新たに何かでやせんかと戦々恐々の思い。
最近ワーナー・クラシックから出た、プレートルやカイルベルト、サージェントの録音集成はダブりが無かったので安心して購入できたのですが、大量の未聴盤を抱える事となり、些か四苦八苦の体(只の御馬鹿)。文句を言う筋合いではないのですが、音盤道楽者としては、良い時代になった(毎度のことながら)と思う反面、色々と頭の痛い所でもあります。
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