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2018年11月22日23:45

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新譜之雑談帖(その526)―アンヌ・ケフェレック エラート録音集成(21CD)(

ケフェレックという仏蘭西の閨秀ピアニストは、実はわたくしにとりまして、名前だけを知っているピアニストの一人、でありまして。確か若手からそろそろ中堅に差し掛かる年齢の人、と思っていたらもう古希を過ぎているという事でおやおや、と思った次第。

わたくしも今や還暦過ぎの立派なぢぢいなので、わたくしより年上なのでありますから、驚く方がどうかしているのでありますが、そのケフェレックがエラートに残した録音集成が出る、との告知が。
わたくしは度々記している様に、全集という言葉にまるで抵抗力がなく、今も何時全部聴き通せるか見通しの立たないボックスが10位転がっている、という大馬鹿野郎。

どうもこれは、LP時代あと一枚買えば全部揃う所まで来ていた(それまでポツポツ買っていた)、シュナーベルのベートーヴェン・ピアノソナタ全集が廃盤になって仕舞って、全集が揃わなかったり、であるとか。ケンペのベートーヴェン交響曲全集(これはCDの時代になってから)が、後第九交響曲を買えば、という所迄来ていたら、嘗ての東芝EMIの廉価版の規格変更で廃盤になる見通しとなり、慌ててあっちこっちの音盤屋を駆けずり回って、確か当時池袋にあったHMVで漸く見付けて、ほっとしつつ購入したり、というのがトラウマになっている様です。

ケフェレックが得意としている(らしい)スカルラッティや、サティをはじめとする仏蘭西人作曲家のピアノ作品には、今の所関心が薄いので購入意欲をそそられる、という事はないのですが、これが何年か経って、この辺りの作曲家に関心が沸いたり、或いはバーゲン・セールで安く転がったりしていると、どうなる事か自分でも分からない所(大馬鹿ぢぢいの面目躍如)。ああ、情けない。

何とかそうした病気の発病は避けたい、と思うのですが、どうなりますかねえ……
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