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2018年01月31日16:12

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さて、次の企画は(その2)

 それぞれの企画にはそれぞれの理由があった。筆者は日記を公開するという自己顕示欲を持ち合わせていないので、ここで書いているものはどれも企画だった。企画というからには、意図があり、伝えるべき明確な理由がある。
 筆者の日常に興味を抱く酔狂な人がいるはずがない、と、筆者はそう思っている。きっと、そうした日記を書く人は、よほど自分が偉大な人気者で、誰もが自分の日常や自分の小さな気づきに興味津々に違いないと思っているのだろう。筆者はそうした気分にはなれないのだ。それどころか、この世の中でもっとも筆者に興味のある人でさえ、筆者が今日何を食べたのかにも、どこに行ったのかにも、何の映画やアニメを観たのかにも興味がないだろうと思っているぐらいなのだ。
 ゆえに、企画にはそれを立てた理由があるのだ。
 こちらには興味のある人がいたのではないだろうか。たとえば「変態だもの」を書いていたのは何故か。あるいは「妖怪変態論」は、どうしてそれの完成を悲願としていたのか。編集者シリーズを続ける理由とは何か。
 企画の意図に反して、意図とは別の方向に企画が走ったものも少なくない。たとえば「私が愛したマニアたち」は、筆者の企画意図ではマニアの悪口ばかり書くつもりだったのだ。ところが、書き始めると意外と良いことしか書けなかったのである。それなら「私が嫌いなマニアたち」と、筆者ならタイトルに付けるところなのだ。筆者はあの企画を書きながら、やっぱり、自分はマニアたちを本気で愛していたのだなあ、と、そう感じたぐらいだったのだ。
 こんなふうにして、これまでの企画について振り返るのも悪くない。筆者自身は「山師になりたい」が好きだったのだが、この企画はどうにも不人気だった。
 そういえば、最初の頃、もう、十年以上も前になるのか、あの頃は、よく、ミクシィについて書いていたように思う。筆者はけっこうミクシィが好きなのだ。いろいろな他のサイトも見てはいるのだが、やっぱり、筆者はミクシィを愛している。あの頃書いたミクシィについての話を再録して、それについて、今、もう一度語るというのも面白そうだ。
 もう少し考えよう、次の企画について。
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