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2017年04月01日23:33

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枯木霊歌-首吊りの歌

枯木霊歌-首吊り

あるロック・アーティストが、

「街路樹で首吊って街のオブジェになりたい」
https://twitter.com/grenade_metals/status/848370782312972288

とつぶやいていた。

「首吊り」といえば、松本零士が作詞した「枯木霊歌」という歌を思い出す。



「灰色の雲の下の たった一木の
白い枯木で あの人は
首をつったよ
たった一木の 白い枯木は
いまもあの人の 白骨ぶらさげ
池のむこうの 森を歩くよ
そうだろう
白骨は風にゆられて
きのうの歌を 明日も歌うよ

灰色の雲の下で たった一人の
白いがい骨は 胸から赤い
血を流してるよ
たった一人の 白いがい骨は
いまもきのうの 希望抱いて
星の向こうの 山を歩くよ
そうだよ
白骨はくらやみの中で
きのうの歌を 明日も歌うよ」
http://www.emeraldas.jp/music/song/song002.html


アメリカの開拓時代の西部を舞台にした松本零士の「フロンティア・シリーズ」と呼ばれる作品の中には、首吊りが頻出する。多くは「処刑」ないし「見せしめ」のための絞首だが、自殺のシーンもある。

アニメにもなった「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」には、この「フロンティア・シリーズ」の味わいを引き継いでいる部分がある。

そして、松本零士自身の作詞による「枯木霊歌」が、このアニメの挿入歌にもされた(はずだ)。

以上、ひとつの記憶として、記しておく。

【訂正】2017/04/02
「枯木霊歌」が「宇宙海賊キャプテンハーロック」の歌の中に入っていないので、「おかしい」と思って調べてみたら、この歌は正しくは、ハーロックと同系統の作品「スペースファンタジー エメラルダス」の挿入歌だった。同作品は、ウイキペディアによると「1978年12月1日、『セイヤング』(文化放送)で放送」されたとのこと。僕が中学生のときだ。この作品は、後にLPで発売されたんじゃなかったかなぁ。

■アニメ 宇宙海賊キャプテンハーロックの歌
http://www.kasi-time.com/subcat-cat-2550-1.html

【追記】2017/04/02
ロック・アーティストから、「枯木霊歌」について以下のようなリプライをいただいた。

「奇妙な果実から脈々と続く系譜
「希望を抱いて」は当人の意に反した希望的観測
そこがなければ佳作になり得たはず」

「奇妙な果実」とは、次の曲だ。
この曲についてのウィキペディアの記載は、なかなか興味深い。
■Billie Holiday-Strange fruit


https://www.youtube.com/watch?v=h4ZyuULy9zs
https://www.youtube.com/watch?v=Web007rzSOI

【追記2】2017/04/02
そのロック・アーティストは、次のような言葉もつぶやいている。

「生きるのは自殺願望ねじ伏せる作業以外に何もない」
https://twitter.com/grenade_metals/status/848366151977418752

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